芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『シンガポール旅行記』

2018-08-28 07:07:07 | Weblog

生徒を引率したシンガポール旅行が無事終了しました。

記憶に残ったことを書き留めたいと思います。

(1)飛行機の遅延

先週発生した台風の影響で西日本の交通網は大打撃をくらいました。

台風は日本の事。

それは大きな過ちでした。

関空からも、羽田からもシンガポールに向けての飛行機の離陸が大幅に遅れたり、欠航になったりした影響でシンガポールからの帰国便に大幅な遅延が発生。出発予定時間が5時間も遅れたのです。

チェックイン、出国審査を含むと空港に滞在する時間は約8時間に。

添乗員さんからは、空港で長時間待機するか?それとも、もう一泊ホテルに泊まるかどうかの選択を求められました。

JALの規定では12時間以上の遅れがあった場合にはホテル代金を支払ってくれるそうですが、それ以外は自腹。

一人当たり1万5千円の追加金額。

私には決定権はないので、国内の学校責任者と旅行代理店で話をまとめてくれるように早朝から依頼で大忙し。

結果としては、もう一泊ホテルに宿泊して3時45分にホテルをチェックアウト。

6時45分の帰国便で無事に日本に帰国できました。

空港に5時間以上生徒たちに仮眠させるわけにもいかないとの思いが一番でした。

(2)キャビンアテンダントの高齢化

 かつて、アジア系の航空機のキャビンアテンダントは才色兼備な若い女性が多かったと思います。

今回のJALは機内の責任者が40歳代の女性。

50から60歳代の女性もいました。

若い女性の中には健康的に丸々とした女性も搭乗されていました。

それらの現象は、その職業が若い女性にとって憧れの職業ではなくなっているのかもしれません。

それはそれで良いことだと私は思いました。

例えば、小学校低学年生も何名も乗り込んでいて機内で悪餓鬼ぶりを発揮。

隣に座る親は何も言わない、注意しない現状でした。

最も高齢なキャビンアテンダントが、悪餓鬼に一言ビシっと注意していました。

お菓子を二つ貰おうとする子供に、一人一つとやんわり告げるなど気持ち良い対応でした。

(3)カペラホテル訪問

6月12日、米朝首脳会談の実施されたカペラホテルに行きました。

トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が握手した場所で、記念撮影。

ホテルの各部屋は離れにあり、ゴルフカートで移動する光景は現地に行くからこそ見える景色でした。

(4)ポリティカルカレッジ訪問

いわゆる専門学校ですが、日本の専門学校とは全然違いました。生徒数1万6千人。プール、サッカー場、体育館、図書館など施設設備は日本の大学以上。

校内にはインド料理、中華料理、日本料理、マレイ料理、韓国料理を食べられるフードコートが4箇所もありました。

生徒にとっては、とても良い思い出となった旅のようです。

私はプライベートの旅が一番だと再認識した次第です。

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セカンドハウスで『消費行動論』を学ぶ

2018-08-21 07:07:07 | Weblog

お盆の間はずっと鬼怒川に籠っていました。

最近はセカンドハウスも、お盆の時期か年末年始しか利用できていません。

ゴールデンウイーク以来、1日の訪問もできなかったので今回は1週間と言う長めの滞在となった次第です。

今回は訳あって車で現地に行けませんでした。

そこで特急スペーシアを予約。

パートナーと、愛犬と私で現地に向かいました。

東武ワールドクスエアという駅が新設されたこともあり、その駅からセカンドハウスまでは徒歩で数分。

予想以上に楽な移動となりました。

(愛犬はつまらなそうでしたが・・)

お盆で高速道路はどこも混雑していましたが、電車での約3時間の移動は快適。

家を7時に出て、10時には現地に到着していました。

現地では非日常を楽しむゆえに、基本的に毎日外食です。

毎日、片道1.7キロ離れたコンビニか、3キロ離れた犬と一緒に食事ができるイタリアンレストランか、1キロ離れたスーパーに歩いて通いました。

交通手段のないことの不便さを痛感した次第です。

年取って、車がない中での田舎生活は厳しそうです。

現地ではバケツをひっくり返したような豪雨にも何回か遭遇しました。

滞在中の天気は優れませんでした。

毎日、曇りか、雨。

今年の夏は異常に暑かったり、台風が多かったり、ゲリラ豪雨に見舞われたりと大変でした。

買い物や食事の帰りに何回も落雷に遭遇しました。

滞在中は、1日に2〜3回温泉にのんびり入ることは勿論ですが、

集中して本を読む時間を取ることができました。

今回、現地で読んだ本は『消費者行動論』関連書籍です。

平久保仲人『消費者行動論』ダイヤモンド社

阿久津聡+石田茂『ブランド戦略シナリオ』ダイヤモンド社

難波功士『広告で社会学』弘文堂

現在、読み直しているのが

ジャンポール・ボードリヤール『消費社会の神話と構造』紀伊国屋書店

その後に読むのはソロモン『消費者行動論』丸善出版

 スティグマもブランドも意味は烙印。

囚人への烙印とブランド品へのお墨付き印。

逆の面で意味が使用されています。

私は常日頃から「広告には騙されない」、「消費戦略の罠にハマらない」ようにしたいと思っています。

 数冊の消費行動論を読んでの感想ですが、騙すことと、騙されないようにすることはその根本は同じです。

つまり企業側は騙そうとする側、消費者は騙されないようにと思う側。

マウスウオッシュは青か緑。

それらの色が爽やかな印象を与えるから。

多分、透明な原液よりも爽やかな色が売れる・・。

今年はコーヒー味の「いろはす」という水や透明なコーラ味の水が販売されました。

アメリカで10年ほど前に販売された透明なペプシコーラは全然売れませんでした。

しかし、今年はコカコーラが透明なコーラ味の水を販売。

社会学や記号論で消費行動論を紐解いてみたいと思います。

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『夏のまなび』

2018-08-14 07:07:07 | Weblog

先週は学びの週となりました。

まずは、河合塾が主催している高校教員向け有料講習への参加。

富山県、石川県、群馬県など東京以外からも多くの先生が参加されていました。

研修内容は英語資格検定試験の設問分析から見えてくる教室での4技能指導。

CEFR(かつてはセファール、現在はシーエフアールと呼ばれます)の内容に各種試験や入試が近づいていくのではないかという話でした。

今まで、「関係代名詞」、「比較級」、そして「仮定法」は実際の会話にはほとんど使用されません。

つまり受験者を落とすために間違えやすい、覚えづらい問題が過度に大学入学試験の文法問題として出題される傾向がありました。

しかし、それが、変わるという話です。

2020年以降、実践的で読みやすい文章ではあるが、速読力が求められるようになるそうです。

その考え方に個人的にはすごく賛成です。

リスニング力、ライティング力、リーディング、スピーキング力が点数においても均等に求められるようになります。

 

では、その対策は?

2020年入試が変わってしまうと大騒ぎして、それを商売のネタにする教育産業が高校に心配を与えて不安をあおっています。

その理由は商売になるからに他ありません。

これに対して、今回の河合塾の講座では一つの答えをグラフデータにして示しています。

つまり、それは高2までの授業で対応が可能であるとうのが答えです。

語彙だけ取り出しても、高校2年のコミュニケーション英語で95%以上が網羅されている。

初見の単語は少ない。

95%以上であれば、対応可能というような研究もなされているそうです。

 

次に参加したのは

「外国人おもてなし語学ボランティア」育成講座修了者向けセミナーです。

具体的にはキャビンアテンダントのセカンドキャリアを考えるNPO団体による講習。

内容は自己理解と他者理解についてでした。

それは特に目新しい内容ではありませんでした。

私にとって新鮮だったのは、そのようなセミナーに参加する人々です。

その多くが、高齢の男性や女性。

若者の姿は殆ど見られませんでした。

オリンピックのボランティアも近日募集が開始されるようです。

多くの高齢者がボランティアに応募する予感がしました。

シニアによって支えられるオリンピック。

それはそれで良いことに違いありません。

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『不思議な老人との出会い』

2018-08-07 07:07:07 | Weblog

 先日、愛犬を連れて散歩していると高齢の男性に助けを求められました。

老人は右手に杖を持ち、左手は駐輪場の壁伝いに歩いてきたようでした。

その老人は4メートル程の幅の道路を横切る手助けをして下さいと私に懇願してきたのです。

老人に近づいて確認すると、緩やかな下りの道なので渡れないとのこと。

その道を少し登った角を曲がりたいとの依頼でした。

困った時はお互い様です。

私は左手に犬のリードを持ち、右手で老人の左手をしっかり握り、そしてサポートをしながら老人の望む方向に進んだのです。

うちの愛犬は、道路の四隅で匂いを嗅ぎたかったようでした。

しかし、この時は散歩どころではありません。

愛犬を引きずりながら、老人のペースに合わせながら進みました。

老人から聞くところによると、

スーパーで買い物をし過ぎたので、リュックサックが重くて上手く歩けないとのこと。

杖をついての歩みですから本当に大変そうでした。

私はゆっくり、大切なものを運ぶように老人と歩調を合わせて歩きました。

聞くところによるとその老人は91歳。

生まれも育ちも、同じ武蔵小山。

同居されている奥さんは10年前に病に倒れて寝たきりだそうです。

現在は、同居の娘さんが四六時中面倒を見ているそうです。

その老人によると、娘さんとは食の趣味が合わないとのこと。

そんな理由で自炊されているそうです。

それにしても、こんな足の弱っているヨボヨボの老人が自炊しているの?との疑問も湧きました。

でも、語りはまともでした。

あと10メートル先を左に曲がった家との指示も歩いている途中にありました。

車が来ると避けるのも大変。

前は進むのですが、横への移動が大変でした。

するとすぐ先でこちらを凝視している女性が走りながら向かってきました。

その60歳位の女性は、老人の娘さんのようでした。

私に感謝の言葉を述べるより先に、その高齢の老人に向かって如何に心配していたかを興奮気味に語っていました。

その娘さんは私のことを何者かと疑っているようにも思えました。

私に感謝の言葉などは必要ありません。

すぐに、私はその女性とバトンタッチ。

一礼して、反対方向に愛犬と走りました。

 

久々に繋いだ高齢者の手は平温以上の温かさ。

久しぶりに、父親と握手したような感覚も思い出した私です。

誰にも迷惑をかけないで、そして誰にも頼らないで生活できるだろうかを自問自答した私でした。

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