気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

鎮守の森で素敵なパーティー

2016-10-31 16:57:51 | ふるさと紹介
 掛川市遊家・家代区には地元の人たちが年に一度、集って祀る天神様とお稲荷さんがあります。
 昨日、小さな森の中に五穀豊穣と勉学の神様の「天満宮」と、忘れたものや無くしたものが見つかるというご利益のある「高須賀稲荷」があり、同日に二社を地元民が集まり祀りごとが行われました。


           (左が天満宮、右が高須賀稲荷。祭壇にはたくさんの供え物が。)

   
                 (神主の祝詞とともにお参りをします)

 ちょっと変わった奇祭・珍祭が見られます。
 というのも、今ではあまり見られなく神社の前にゴザ(ブルーシート)を敷き、そこで、パーティー(なおらい《直会》)が行われるのです。
 森の木々に囲まれたちょっと薄暗く感じる森の中。オードブルや飲み物、甘酒や、とろろ汁と言った郷土の味も堪能できる直会(パーティー)です。
 この1年の話題や出席者の近況などが小一時間が歓談されました。

   
   
  (天神様の前にシートを敷き、日ごろの話題を語るコミニュケーションの場です。ただし座るのは大人だけ。)

 そしてこれに続くのがまた珍祭(と思っています)。地域の皆さんから奉納された重箱の赤飯が、その場で少しづつ来訪者に配られるのです。みんな、ビニール袋を持って赤飯の周りに集まり「チョダイチョーダイ」と言いながら分けてもらいます。奉納したそれぞれのお宅の赤飯の作り方が違いますから何種類もの赤飯が混ざることになります。これがまたいいですね。そして奉納されたお菓子類もその場で配られるので、大人も子供もこの分けてもらうのが楽しいようです。


             (銘々に赤飯や菓子を分けてもらっています。)

 もう一つの神社「高須賀稲荷」の前では餅投げです。奉納された紅白の投げ餅や菓子類がまかれました。集まった人数は百人にも満たないので、一人あたりの取り分(拾い分)はかなりの量で、子供でも袋いっぱいに菓子や紅白餅を拾い、笑顔で家路についていました。


 今ではあまり見られなくなった、小さな神社の楽しい小さな祭りでした。
コメント
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