
ブログを始める前のことだけど
何度も話題にはしたことですが・・・・
16年前に 乳がんになり 約半年の闘病期間が終わると
すっかり体力が落ちていました。
人間のからだは 横になって動かないでいると
一日に 0、5%づつ 筋肉が衰えていくそうです。
1週間入院して寝たままだと 3、5%は減るのです。
半年もの間 手術をしたり 抗がん剤 放射線治療などで
ぐったりして寝ていることが多いと どんなに衰えるのか。
両親の見守りが必要だし 田んぼや畑もあるので
何とか 早く体の力を取り戻したいと 冬空を見上げていました。

見回せば 家の周りの山裾に 竹がひどく はびこっています。
忙しい頃は あまり気にならなかった。
ひとの健康と野山の手入れは同じだ と気付いたのです。
昔は 農家の冬仕事には 毎日山へ行って木を切って 薪を作り
小枝や松の葉を集めて 一年分の燃料を確保していました。
冬の山は 暖かいのです。
祖父母や両親について行って 山で遊んでいた記憶が・・・
かといって 薪ストーブがあるわけではないのし
木を切るのは 病み上がりのわたしには ちょっと無理。
とりあえず 荒れ放題の山のすそに 昔は生えていなかった
竹が目に余るので 鋸を持って行って切り 休耕田まで引っ張って行き
枝を払い 2メートルづつくらいに切りそろえて積み上げ
ある程度乾燥したら 風が出ない朝10時までの間に
少しづつ燃やして ついでにご褒美に 焼き芋を仕込む。

1日5本切れば 10日で50本。ひと月で150本も片付きます。
そう思って 毎日毎日 やりました。
真冬でも 動くと体の芯から温まって汗ばんできます。
気が付いたら 病気になる前のわたしは 平熱が35.6~8度くらい
でしたが いつのまにか 36.3℃ほどになっていました。
がん細胞は 35度台の体温が一番活発になるといわれています。
その当時 黒糖生姜紅茶が体を温めると聞けば毎日飲んだり
リンパマッサージが良いときけばDVDを取り寄せて
毎日やってみたりもしましたが、
からだの芯から温めるには やっぱり 働くことでしょうね。
黙々と働いて きれいになる達成感も
精神的に免疫力をあげる気がします。
元気な今に感謝して 少しづつやります。
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