ここでもミヤマニガウリが見られました。深山に生育するウリ科のつる植物。目立たない存在ですから気を付けていないと見逃してしまいます。この種はもう盛りは過ぎてかなり色あせてきている様子。植物の種によって姿はいろいろですね。
湿原周りに普通に生えているハンノキです。毛があるケヤマハンノキとは思いますが、ルーペで確認をしていません。今年実った果実はまだまだ生き生きとした姿です。これからゆっくりと熟しているのでしょう。葉が枯れ冬景色になるころ果実は開き中から種子がこぼれるはずです。来春はその残りの茶褐色になった乾果が枝先にぶら下がっていることになります。
玉原湿原に秋が深まったこの季節一番あでやかであったのがトリカブトです。湿原の奥、ブナ林に続く縁には数多くのトリカブトが咲いていました。快晴の湿原、周囲は枯葉が目立っている中で異彩を放っています。一人で歓声を上げしばし至福の時を満喫しました。
ところで、このトリカブト湿原の入口に記載されていた種名にはオクトリカブトとなっていました。トリカブトの仲間には多くの変異があり分類にはとても厄介なのは承知していますが、私が愛用している平凡社の「日本の野生植物」という図鑑から判断するとヤマトリカブトにみえるのです。過去にいろいろな場所で見てきたものがあるのですが私の記憶の中でもヤマトリカブトの方がいいのかなという感じです。真の専門家でもありませんから目が曇っていることもあります。詳細な識別点を理解しているわけでもありませんが、私の感じたことをもとにヤマトリカブトにしました。問題があれば指摘していただければと思います。
ところで、このトリカブト湿原の入口に記載されていた種名にはオクトリカブトとなっていました。トリカブトの仲間には多くの変異があり分類にはとても厄介なのは承知していますが、私が愛用している平凡社の「日本の野生植物」という図鑑から判断するとヤマトリカブトにみえるのです。過去にいろいろな場所で見てきたものがあるのですが私の記憶の中でもヤマトリカブトの方がいいのかなという感じです。真の専門家でもありませんから目が曇っていることもあります。詳細な識別点を理解しているわけでもありませんが、私の感じたことをもとにヤマトリカブトにしました。問題があれば指摘していただければと思います。
アスナロの自然木がありました。ところどころで小さな森を作っています。湿原の縁には幼木もあって勢力を拡大できるチャンスがあれば自然に増加する勢いを感じます。アスナロの植栽林は時々見かけますが自然林は記憶にないくらい希な存在です。かなり見落としがあるのかもしれませんが、個人的な印象です。
森の中に入るとときどき奇妙で愉快な形になっている樹木を見かけます。いわゆる「芸をする樹」です。こういうものを集めるのも面白いことだろうと思っていますから、機会あるごとに記録しておこうと思っています。今回はアスナロの芸です。地面少し上から出ていた枝がループを描いて伸びていました。