森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

タニソバ

2022年11月25日 | 自然観察日記
渓流沿いの湿った場所にはタニソバが群落を作ていました。山地の湿地には比較的普通に見られる種とされますが、経験的にはムラがあって適地であっても見られないこともしばしば。それに反してミゾソバは本当にどこにでもあります。

タニソバの花

2022年11月25日 | 自然観察日記
タニソバの花は本当に地味です。花も半開きのようでアピール度は全くありません。タニソバに反してミゾソバは自己主張がありますしとにかく数で圧倒していて秋の景観を作る代表種です。

タニソバの葉

2022年11月25日 | 自然観察日記
上部の葉には葉柄がはっきりしませんが普通柄があります。葉柄には翼が見られるます。普段は地味でも秋が深まるにつれ葉が赤く色づきますがこの時が一番自己主張をするようです。

ママコナ

2022年11月24日 | 自然観察日記
ママコナもポツンと1株だけみられました。何とか花もあって観察にはよいのですが、周囲には何もないのが不思議です。管理されている方が意図的に周囲の植物を抜き取っている?とも考えてみましたが、かなり暗い林床でそんなにいろいろな種が発生できるような環境でもなさそうです。

トモエソウ

2022年11月23日 | 自然観察日記
森の中でトモエソウがぽつんと見られました。周囲には何もなくこの株だけが寂しそうにたたずんでいます。今までは比較的日当たりの良い草原で出会っていましたからこういう環境で見ると少々違和感があります。

ヒメシロネの花

2022年11月22日 | 自然観察日記
白根の仲間は普通群生して当たり一面の覆いつくすのですが、花は地味でどこについているのかはっきりしない感じです。しかし、よく見ると茎を取り囲むように白い小さな花が輪生しているのが分かります。