山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

根っことの格闘ひと月

2022-12-26 21:34:19 | 農作業・野菜

 畑の隣に挿し木で育てたアジサイとローバイの植え込みがある。忙しくて手付かずのせいで全体がススキの解放区になっていた。入り口から進入することすらできないでいた。そこで、意を決してススキを除去することにした。

  

 今までは草刈り機できれいにしたはずだったが、いつのまにかふりだしに戻ってススキ畑になってしまう。だから、根っこから排除しなければならないというわけだ。そこで鶴嘴を駆使して始めたがなかなか手こずる。その根っこの下に地下茎がありそこも除去しないとまた芽が出てしまうからだ。

  

 しかも、ススキの根だけではなくアケビの根もなかなか厄介だった。完全には採りきるには全面的に穴掘りが必要なので、そこは妥協して鶴嘴と鎌の届く範囲に限った。これらの根っこは焚き火の刑の対象となった。その灰はもちろん畑にまかれた。

   

 以前、ここから掘り出した石が見えてきた。一人では持ち上げられない大きさ・重さだ。転がしたり鉄棒で移動させてきたものだ。腰掛け石にはぴったりだ。ここに腰掛けてアジサイやロウバイの花を鑑賞したいというわけだが、今まで草ぼうぼうではできなかったというわけだ。

  

 なんとか、ススキは完全に除去された。今年の春・初夏には花を愛でることができそうだ。アジサイはなんとか可能だが、ロウバイはまだ花が咲くまでには生育していない。外柵をしないとシカが侵入して葉を食べてしまう。アジサイの葉は毒だと聞いていたがそうとは限らないということも学んだ。

  

 春近くにはもう少し植樹してもよさそうだと欲も出てきた。小さな挿し木のアジサイやロウバイがまだ手元にあるのが心強い。ただし、花をつけるには数年後となる。とにかく、このコーナーがすっきりできたのは精神的にも大きい。しかし、安心しているところに、冬の突風が吹きこみ周りの外柵の一部が折れたり曲がったり倒れてしまった。またあわてて、修繕に走る。完璧でないのが素人感覚の良さだと言い訳をしながらなんとか形にする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする