山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「神宮外苑」をそぞろ歩いてみる

2013-12-09 16:41:06 | 風景
 神宮外苑で行われている「イチョウまつり」に同行する。
 久しぶりの人ごみに疲労感を預ける。

                           
 イチョウの黄葉は終盤に来ていると見えて、落葉の寸前を覚悟している。
 歩道の落ち葉は歩く人が多くて、黄葉はきな粉になっている。
 さすが都会ならではの光景である。

    
                  
 各県の名産のフードが軒を連ねる。
 店ごとの行列が行く手を遮る。
 とても並んで食べる気がおきない。

      
 イチョウ並木の行く末には明治天皇を讃えた「絵画館」がある。
 ここはむかし、明治天皇崩御の葬儀が行われた場所だ。

 つまりは、青山練兵場跡地に明治天皇崩御を記念して内苑の「明治神宮」とここの「外苑」が建設された。
 「富国強兵」の妖怪がこのゾーンに漂っている。
 そこに「イチョウまつり」が行われるのは平和な証拠と言えるかもしれない。

                     
 しかし、戦火拡大に手を染めた軍部も国民もその「責任」を償っていない。
 「戦後」はまだ始まっていないのだ。
 だからまた、同じ過ちを繰り返してしまう。

 歴史から学ばない日本は、だからいまだ希望を語れないのだ。
 だから目先の「景気回復」に国も国民も寄りかかって、希望を先送りする。
       
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