先週から和宮様お手製の梅干しづくりが始まった。空を見上げながら梅干しを一つひとつそろえながら干していく。天気によって作業ができない日もあり、盆ザルの出し入れがバカにならない。そして梅を裏返すなどけっこう細かい作業がある。この作業を三日ほど続けて仕上げに夜露に晒す。なお、盆ザルは以前竹製のを使っていたがカビが幾度もこびりついてしまうので、やむをえずプラ製に変える。
今回は無理しないで少量にしたようだ。干すのを終えて瓶詰めしてまずは完成へ。あとは熟成を待つのみ。そのクエン酸で夏の疲労をとろうというわけだ。
戦国時代は、武士は梅干しの肉・米粉・氷砂糖の粉末を練り上げて携行し、戦時に備えたそうだ。江戸時代になると庶民にも広がり、大晦日や節分の夜には梅干しに熱いお茶をかけた「福茶」を飲んだという。また、明治にはコレラの猛威や外地の伝染病対策としても殺菌力が見直された。コロナ禍にも梅干しで対応することにすべし!?
東京のコロナ感染者が3177人(全国9577人)となり最多記録となった。専門家・政府は責任を感じているのだろうか。個人の努力だけでは限界がある。オリンピックは初めから強行する路線だったから、その結果はやっぱりだ。