山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

屋根に置かれた死体の犯人は!?

2018-12-22 21:25:48 | できごと・事件

 わが家の裏に土壁でできたシイタケ乾燥小屋がある。といっても今では全く使われないのでじわじわと崩壊の危機を迎えている。ときどきアナグマらしき侵入者が入るので入り口は板でバリケード封鎖している。もちろん屋根のトタンは赤さび一色だ。

 その屋根に一匹のカマキリがぽつんと死んでいた。さっそく当局は犯人の割り出しに捜査を開始した。殺風景な屋根という場所がら、よるべなき自殺や高齢による自然死は考えにくい。当局は他殺と判断した。とすると、モズが犯人像として浮上する。しかし、モズのはやにえは何かに挟むという習性があるはずだ。今回の殺意にはそうした巧妙な意図が見えずきわめてずさんな犯行である。当局は捜査本部を設置したものの早くも迷宮入りになびいている。

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4 コメント

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中七字余り、季重なり (ブラボー)
2018-12-23 19:01:56
木枯らしに かざす蟷螂の 鎌哀し

いつき先生に「陳腐!散文的説明」といわれ、チコちゃんから「ボーッと投句するんじゃネ~ヨ!」とたしなめられ・・・
さて武兵衛宗匠にはなんと言われるのか。
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木枯らしに鎌 (武兵衛)
2018-12-24 10:41:48
 いい句ですね。オイラの心境を見抜かれたようだ。「木枯らしに鎌をかざす」というのが決め手ですね。「プレパト」の手法を借りれば、
 「鎌哀し かざす蟷螂 木枯らしに」 と並べ代えてみました。カメラがミクロからだんだん背景に拡大していく手法ですね。
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講評・手直し・ありがとうございました (ブラボー)
2018-12-25 17:06:33
いつき先生からは映像が浮かぶ言葉選びと語順と強調を教えて頂いていますが、同門の武兵衛宗匠は動画のズームバックの手法で滑らかな意識の流れへの手直しには感服いたしました。
さらに嬉しく感じたのはチコちゃんの常識であろう、「蟷螂」には「鎌」じゃなくて「斧」だろうの常套成句を採らず、手直しをして頂けたことであります。
5歳に負けずボーッと生きていくのもお互いいい歳ですね。
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鎌がいいね (武兵衛)
2018-12-26 08:35:10
 鎌のほうが迫力ありますね。きらりと光った鎌が木枯らしという難題に直面した虚しさがよく出てます。ブラボーさん、秀逸の句です。
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