山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

自然界に青色は希少種

2023-10-18 23:35:44 | 植物

 抜根したチャノキがすっかり枯れてきて、それを焚き木にして久しい。そんな枯れ木の中で見事な青色の枯れ木があった。白や褐色の腐朽菌ならよく出会えるが、青色とは珍しいし美しい。調べてみると、「アイコウヤクタケ(藍膏薬茸)」というキノコの仲間らしい。確かに、青色をした膏薬が枝に張り付いているみたいだ。しかし、コウヤクタケの仲間はまだ半分ほどしかわかっていないという。研究者も少なくその研究では日本は後進国だという。先進国は北欧・ドイツ・フランスというが、山林の多い日本が後進国とはいかにも日本的だ。つまり、経済成長にかかわらない研究には予算がつかないからね。

            

 ちょうどそのとき、畑の隣に植わっていた「クロミノニシゴリ(黒実錦織木)」(ハイノキ科)の剪定をしていたのだった。瑠璃色がだんだん黒色に変わっていく。クロミノニシゴリといえば、ホタルガが毎年やってきて卵を産む。孵化した幼虫はその葉を旺盛に食べて見事な美しい幼虫に育っていく。

     

 以前、サワフタギという木の実を高原の森で発見したことがある。それはまさに瑠璃色の実だった。暗い森の中でそれは衝撃的な色だった。それにそっくりの実がこのクロミノニシゴリだった。偶然にもこの樹が畑の隣にあったのも運命的だ。自然観察に興味を持ったとき、瑠璃色の花や実が少ないのはもとより、動物・鳥類・鉱物等にもそれが少ないのが不思議だった。理由はわからないが。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そして リレーは希望を紡いだ | トップ | われらは畢竟土の化物である »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

植物」カテゴリの最新記事