山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

春日型石灯籠

2010-01-21 19:48:48 | 石仏・石造物
 久しぶりのしっとりとした雨が降りました。
 このところ、歯医者に連日通っていて、午前中はそれに明け暮れます。時間もガソリンもお金も神経も消費されていきます。
 気分転換に近くの神社を歩いたら、典型的な春日型石灯籠がありました。
 なぜ、春日神社の様式が全国に広まったのかわかりませんが、こういう中山間地にも伝わっているんですね。鹿の彫り物が火袋に刻まれ、それ以外に雲・後戸・三笠山・透かしがまわりに彫られています。
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ファンタジー三部作読了

2010-01-20 19:47:35 | できごと・事件
 昨年の12月頃から、荻原規子の歴史ファンタジー三部作(徳間書店)を読んできましたが、やっと読了できました。(11/28ブログ参照)
『空色勾玉』は神代の時代、『白鳥異伝』は神と古代が交叉する時代、『薄紅天女』は倭と蝦夷が闘った平安時代、を舞台にしています。
 いずれも、武力及び闇の「剣」と平和及び鎮めの「勾玉」をめぐる愛と冒険のファンタジー文学。
 M・エンデを連想するようなファンタジーの日本版として、作者の歴史知識や描写の筆致力に圧倒されました。宮崎駿のアニメにピッタリです。また、宝塚歌劇で取り上げてもよい場面が多々ありました。
 ただし、蝦夷の差別的事実へのまなざしというところではあまりに平板すぎて物足りませんでした。また、エンデのような鋭い時代把握がないため、現代をえぐる作品には仕上がっていませんが、ファンタジーのもつ明るさとワクワク感は充分楽しめた内容でした。
 ひさびさの読書でした。
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お茶はエライ!

2010-01-19 18:43:31 | 農作業・野菜
朝の茶畑の冬景色は、かくのとおり、お茶が霜と共生?している姿が見られます。
人間はブツブツ、寒いだの、早く春が来て欲しいだの、きょうは少しあったかいだの、とのたまうが、チャノキは黙して語らず、じっと耐えています。
 その姿は、厳粛とさせられます。
 お茶の価格がかなり下落して厳しい経営状況ではありますが、そんな人間のなりわいを越えて、チャノキは、極寒の季節を端正に耐えているのです。
 もう一度、チャノキに言いたい。
「きみはえらい!!」
「きみのいのちはまた、私に生きる希望を与えてくれているんだよ。」
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霜よけ対策

2010-01-18 18:42:41 | 農作業・野菜
 寒さはさすがに、野菜の先端の葉を枯らしたりの現象がでてきたので、となりの師匠を真似て畑に竹をさすことにしました。
 竹はいくらでも供給できるのがいいですね。樹の剪定のために周辺の竹を切ったもので代用できました。山から吹きすさぶ強風・寒風が人間も・生き物もつらいですね。
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ミカン切り落とし作業

2010-01-17 21:10:12 | 農作業・野菜
 市内の山あいでミカン切り落とし作業に参加しました。
 ミカンをつけたまま春を迎えると次の収穫がダウンするためです。
 しかし、多くのミカンはまだ充分食べられるのです。
 100人近くのボランティアがこれに参加するほどの広大なミカン畑でした。
 ミカンの出荷が生業ではないとのことで、こうしたイベントもどきの試みがされましたが、じつにもったいない作業です。これを都市部とつなげるイベントにできないものか、と思ったものです。
 雲ひとつない暖かい陽気の中での一日作業でしたが、子どもたちの歓声や野鳥のさえずりが気分を爽快にもしてくれました。
 そして、食べきれないほどのミカンをお土産にいただきました。
 これも、人と人とのネットワークの賜物です。秋以来、果物のすべてはそのおかげで調達していただいております。人とのつながりに感謝する日々です。
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暴れるキウイ

2010-01-16 19:10:29 | 農作業・野菜
 キウイは今がちょうど追熟後の食べごろで、毎日のようにいただいています。
 しかし、キウイの樹の剪定はなかなか進みません。
 上を見ながら樹を切っていると、その切り屑やゴミ・ほこりが眼に入ったりします。
 それ以上に大変なのは、枝が蛇行していて絡み合っているので、どれを切ったらいいのか意外に迷うのです。また、切ったとしても、枝が絡んでいるので結局取り去ることができなかったりとか、中山間地のツル植物はなかなかどうしてあなどれません。
 草刈機もツル植物にはお手上げです。
 やはり、手作業にもどるんですね。のんびりと。
 
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隣に廃屋

2010-01-15 20:16:50 | 農作業・野菜
 すぐ隣に小さな廃屋が2軒。
 その前に、わが家の梅の老木が2本。
 これでもきれいになったのだ。
 梅の樹に行くまでが一仕事。樹に陽が当たるように周りの竹林や雑木を切る作業が2番目の仕事。それでやっと、本体の剪定が始まる。しかし、枝が太すぎるうえに、切れないのこぎりで汗だく。なかなかはかどらない。
 農的作業とはこうした本題に入るまでが一苦労なのであーる。
この数日、ときおり「風花」がちらつく。風は強く、冷たい。
 きょうもダルマストーブのお世話になるのだ。
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室内で凍った!!

2010-01-14 18:58:00 | できごと・事件
朝起きて、顔を洗おうと蛇口をひねったら、水が出ない。
 近くの工事で断水なのかなと思いきや、流しの食器の水がなんと、凍ってる!!
顔も洗わず歯も磨かず、魔法瓶に入っていたお湯を使って朝食をそそくさと食べる。
 ニュースを見たら、この冬一番の寒さだったそうだ。
 確かに、室温も0度だった。最低気温はマイナスだったに違いない。

 それでも、外では側溝工事や電柱の配線工事を小雪舞うなかで働いている人がいる。
 申し訳なく思いながら、お昼前に水道が開通し、無事洗顔も歯磨きも終了となる。

 近所の製材所にまた、トラックいっぱいの薪をもらいに行く。それでもきっと、今月末には、薪が足りなくなるだろう。そしてきょうもまた、薪割りを続ける。
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初雪や

2010-01-13 19:30:12 | 風景
 ここはどこだー!
京都のお寺の石庭ではありません。
ここはわが道草庵の庭です。
 春野で初めて出会った初雪です。
 雪は庭の汚れをきれいに覆ってくれました。
 
 案の定、ダルマストーブを中心に生活しているかのように、薪づくり・薪割りに追われています。いいのかなー。おかげで、梅と柿の老木の剪定は大胆になってしまいましたが。日陰の梅の老木が元気になるといいなー。幹が太すぎて切るのに一苦労。もう一息!!
 
 「初雪やきょうも薪割り炎見入る」
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混雑のチベット展

2010-01-12 18:51:42 | できごと・事件
 先日「チベット展」に行く機会がありました。平日だというのにこの混雑はなんだと思うくらいの人出。好奇心のかたまりである日本人の一面を見た思いでした。
 チベットの仏像はやはりインドの影響が強いように思いました。欲望も比較的寛容で、おおらかで、人間に近い像でした。
 日本に仏教が到達することで、洗練され抽象化された仏像になっていったのではないかと思われました。たとえば、日本の仏像は「中性」ですが、チベットでは胸の大きい女性の仏像もありました。
 あらためて、日本の仏像の哲学的な表情に驚嘆します。しかし、日本の多くの宗教者は人間の魂を救うことではなく、葬式と経営に封じ込められてしまったのが、致命的です。いま、日本人の魂が危機であるのに、宗教者のいちばんの出番なのに。
 もう一度、仏像と対話し、生と死・人間と自然とのあり方・自分の方向などの原点にもどりましょうよ。
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