山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

一人農業 かっこいい

2012-01-12 21:55:50 | 出会い・近隣
 先日、山奥に住みながら一人農業をやっている先輩を訪ねた。
 昼食の時間帯でもあり、突然の訪問にもかかわらず嫌な顔せず受け入れてくれた。
 「一番」の銘がある印半纏の背中からは、飄々と生きる魂が放射してくる。

 昼食のおでんをいただいてしまった。
 ごちそうさまでした。

                

 見事なドームの中には、ブルーベリーの紅葉が迎えてくれた。
 肥料も丁寧に施肥されていて、樹への愛情が伝わってくる。
 
 粗雑なオイラも「ときどきこうした洗礼を受けなきゃならんなー」と帰りながらつぶやいたのだった。

 閉塞の時代だからこそ「土に生きる」意味は深い。
 21世紀は自然と共生する循環型の農的生活のルナッサンスでもある。
 だがしかし、多くの人は「いいね」とはいうが、行動に移す人は少ない。
 一人農業をしろとは言わないが、小さな庭やプランターから始められるといい。
 
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突風に翻弄された一日

2012-01-11 21:04:55 | 農作業・野菜
 風が泣く、風が叫ぶ。
 凍てつく風が吹きすさぶ。

 安心していたビニールカバーもさすが宙に舞う。
 いつものようにあわててカバーを抑えるが、抑えるものがない。
 強力な洗濯ばさみのようなパッカーさえ飛ばされてしまう。
 恐るべし風力。

            

 邪魔そうに打ち捨ててあった漬物くらいの石が頼みの綱。
 柱の木材だけでは飛んでしまう。
 石を畑じゅうからしこしこ動員。
 
 自然はかくも想定外の仕事を増やすものだ。
 石が足らなくなって、土を添える。
 これが本当のやり方なのだ。

                   

 テレビの野菜づくり番組では絶対出てこない作業。
 テレビの畑はできすぎだ。ブツブツ。
 実際の畑は砂利や草との闘いなのだ。

                          

 土を添えるといっても、そうはいかない。
 土は霜で硬いのだ。
 スコップは役に立たない。
 ツルハシがなんとか土を割るだけ。
 この作業だけで半日が終わる。

 あかぎれが痛い。膝が疼く。
 夕方にはさっさと炬燵に飛び込む。
 窓越しの満月がオイラの心を照らしてくれる。
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ボリボリがたまりません 大根の生漬け

2012-01-10 18:47:35 | 食彩・山菜・きのこ
 先日漬けた大根の生漬けを出して、食べました。
 うまーい!!
 厚めに切ってボリボリ音を出して食べるのが基本。

 隠し味の根コンブやユズが利いているようだ。
 あっというまに、大根1本ぶんはペロリ。
 
 抑えて、抑えて、だけどこの欲望を抑えるのは至難のわざ。
 そうだ、樽から大根を出すのを控えよう。
 樽を見ないようにしよう。

 主食が大根の生漬けだなんて内緒ですぞ。

 ちなみに、キクイモの味噌漬けもけっこういけちゃいます。
 また、「野沢菜」もきょう初めて試食。
 野沢菜らしい塩気たっぷり。

 漬物偏重で、このところ塩分が多過ぎ。
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冬のブロッコリーは紫色

2012-01-09 20:52:22 | 農作業・野菜
 冬は野外へ出るのがいつもより1時間ほど遅くなる。
 夕方は逆に1~2時間早く家に駆け込む。
 
 こぶし大のブロッコリーを収穫する。
 本来なら12月上旬には収穫してなくてはいけないのだがね。
 寒さに耐えたブロッコリーは紫色になっていた。

 葉も霜のせいか元気がなくなってきている。
 寒冷紗だけでは寒さを防ぎきれないのがわかった。
 あわててビニールフィルムを被せて保温をする。
 
 ついでにカリフラワー・ニンニクなどきょうだけで、合計6箇所の畝にビニールフィルムを被せたことになる。

 畑に小さなビニールハウスが出現したみたいで壮観。

 キウイフルーツの剪定を始めた。
 今週いっぱいかかりそう。
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天狗の里で駅伝大会

2012-01-08 19:56:04 | 行事
 ふだんはひと気の少ない山里で今年で39回目の駅伝大会が行われた。
 地元の32チームを含めた93チームが出場という。

 5区間を走るから選手だけで465人、裏方スタッフは170人、関係者だけで700人近くが参加。
 過疎のまちとしては賑やかな半日だ。

                        

                

 快晴の日和のなか沿道の人も静かな声援を送っている。
 知り合いも何人か参加していた。
 気軽に参加できるゆったりした山里の駅伝大会だった。
 


 
 
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薪割りにチェンソー始動

2012-01-07 20:26:06 | 農作業・野菜
 昨年の台風で倒れた杉を地元の人が伐採したものをいただいて庭に積んであった。
 秋から近所の長老が「そろそろ杉を乾かさないとね」と言われ続けていたが、やっと腰をあげた。

 畑に追われてなかなか手が出なかったのが本音。
 もう一つは、チェンソーの起動ができないままだったこと。
 隣の師匠が年末に見てくれてチェンソーを修理してくれて、バンザーイ。

 ヤスリで何回かチェーンの刃を研いだり、オガクズを除去したり、苦手のメンテナンスもやりだした。

                    

 おかげで一日で薪の山が出来上がり。
 これでもまだ全体の半分くらい。
 薪はじゅうぶん乾いてはないけど、さっそくダルマストーブに投入。
 腰も腕もチェンソーと斧で筋肉痛。

 また、棚づくりの木材を近所の製材所へ注文。
 いよいよ大工仕事も始まる。
 スローライフはなんとも忙しい。


 
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アップルパイを下賜

2012-01-06 19:47:26 | 食彩・山菜・きのこ
 川崎宿から春野に向かうとき、和宮様が手作りのアップルパイを下賜された。
 春野に着いてすぐ食べたらリンゴの見事な味が舌にからんでくる。

 かなり久しぶりに作ったというが、気合が入っている。
 これでしばらく寒さも耐えることができそうだ。

 年末年始に布団を干せなかったが、きょうはしっかり干すことができた。
 きょうはアップルパイの夢でも見てよだれをたらすとしよう。
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天竜界隈の難読地名クイズ!!

2012-01-05 00:03:27 | 路上観察
 天竜周辺に初めて行ったとき、読めない地名が多くて弱ったことがしばしば。
 その一端を披露しよう。
 次の地名で7割以上分かった人は合格じゃ。

 1 大平(浜北区)
 2 於呂(浜北区)
 3 万瀬(磐田市)
 4 虫生(磐田市)
 5 気田(天竜区)
 6 山東(天竜区)
 7 熊 (天竜区)
 8 水窪(天竜区)
 9 只来(天竜区)
10 筏戸大上(天竜区)

      <答え>1/オイダイラ 2/オロ 3/マンゼ 4/ムシュウ 5/ケタ 
         6/ヤマヒガシ 7/クンマ 8/ミサクボ 9/タダライ 10/イカンドオオカミ

○いちばん難しい地名は「虫生」でしょう。
 この地は昔、温泉が出ていて「蒸し湯」と言ってたらしく、それがなまったのではないかということです。

 ○「只来」は、この近くに「多々羅城」というのがあったということだ。
 徳川軍の山城だったのを武田軍が攻略し落城させたという記録がある。

 ○ 「於呂」の由来は定まっていないが、於呂神社があったからという。
 天竜川の竜=おろち(於呂智)、神社の祭神がヤマタノオロチを切ったというスサオノミコト、これからくるのかなー、という説。

 
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三谷幸喜ワールド満載!

2012-01-04 11:15:41 | アート・文化
 活動写真のはしご第2弾。
 三谷幸喜人気はすごい。
 席がほぼ満席で空いていたのは一番前だった。

 「素敵な金縛り」は三谷ならではの娯楽満載ワールド。
 幽霊が裁判の証言をするという設定もさすが。
 キャストも超豪華ふんだんとくる。

 これでもかというくらい三谷の遊び心が炸裂する。
 子どもの笑い声が館内に響く。
 家族で楽しめる映画は優れものだということだ。

 三谷のフットワークから硬い心が融解していく。
 閉塞のなかに光を見い出す。
 豊かな想像力が事態を拓くってことなんだなー。

 久しぶりの刺激。
 吹きすさぶ冷気を後にした。 
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山本五十六に現代の閉塞を見た

2012-01-03 23:36:39 | アート・文化
 久しぶりに活動写真を見た。
 戦争映画は嫌いだが、なりゆきで見ることになった。
 成島出監督の映画「連合艦隊司令長官・山本五十六」。

 葛藤する五十六の人間性として、相手を許すということ、毅然とするということ、状況を客観的に分析するということ等が描き出されていた。
 また、戦闘シーンの特撮・CGの効果も優れていた。

 とくに、非戦論だった山本五十六から現代を生きる糧を伝えようとする原作者半藤一利の考え方が伝わってくる。

 多数派に迎合してしまう日本の指導者体質は戦前も戦後も変わらないのを確認する。
 戦前の進軍ラッパ煽動と現代のお笑い芸人に頼る視聴率擦り寄りマスコミのあり方と根っこは同じ気がする。
 オーソドックスな展開の映画だが、現代の閉塞状況に問題を投げかけた映画であるのは間違いない。
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