山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

修理中だったチェンソーいよいよ始動

2015-02-18 22:26:24 | 屋外作業
 修理に出していたチェンソーがやっと復帰した。
 いただいた樹木を試し切りして、ストーブの薪作りをする。
 まあまあの切れ味だ。

             
 途中でもう一度チェーンを研ぐ。
 けっこうメンテナンスに時間がとられる。
 いままで細い端材ばかりだったが、チェンソーのおかげで太目の薪を投入できる。
 自然エネルギーを大切にしたい。

                      
 気をよくして裏の道草山にシイタケのほだ木を伐りに行く。
 伐り方がへただとチェンソーが木にはさまって抜けなくなることがある。
 なんとか20本近くのほだ木を伐って運搬する。
 これがたいへんな重労働。
 修行の身だと思って無我の境地で運ぶようにする。
 
     
 車では運べない所にほだ木があるので坂道を往復する。
 重たいほだ木だとよろける危険がある。
 そういうのは短めに伐ることにした。

                    
 ガソリンが足りなくなって終了。
 そしてチェンソーのメンテナンス。
 中古なので動きが悪いが、なんとか動いてもらうしかない。
 久しぶりに大汗をかいてホッとする。
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放映中のドラマ「限界集落株式会社」がすばらしい

2015-02-17 20:22:39 | 読書
 以前『限界集落株式会社』を楽しく読んだことがあったが、今それがNHKTVで連続ドラマとして放映中だ。
 原作は若者が読みやすいようなアップテンポな展開で、着眼点はいいがやや物足りなさを感じていた。

             
 ところがドラマのほうは、限界集落にUターンした主人公が煩悶と苦渋を持ちながら有機農法で生きていく決意をしていく過程を丁寧に描いているのがすばらしい。
 原作の軽妙さをドラマでは主人公の葛藤と周りのポジティブなキャストで補完したしあがりになっている。

                         
 しかも、長山藍子・井川比佐志・寺田農といった名脇役の存在感が光る。
 主題歌の湘南乃風「ロード」がまた効果的だ。
 まもなく放映が終わってしまうが、オイラの地域も限界集落予備軍なので人ごとではない。
 
         
 一時、葉室麟に注目して何冊か読んだ中の一つが『銀漢の賦』だった。
 それをやはりNHKTVがドラマ化して放映中なのが「風の峠」。

 主人公の中村雅俊ががんばってはいるが、全体としてはストーリーをなぞっているように見受けられる。
 原作の持つ「志」の崇高さを表現しようと努力はしているが、ミスキャストではないかと思ってしまう。

 映画化された「蜩の記」のストーリーに比べて、こちらの小説のほうが無理な飛躍がありすぎてドラマ化がむずかしそうだ。
 いずれにしても、最近読んでいた本が偶然ドラマ化されたのはうれしい。
  
 
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道路の土砂を運ぶ

2015-02-16 22:16:55 | 農作業・野菜
 道草山のふもと道路に土砂が押し出されていた。
 雨によるものが大きいがイノシシが上で暴れたせいもある。
 枯葉も混じっているのでその土砂を堆肥にする目的もある。
 その道路を掃除することで近隣の人も気持ちよく利用できる。
 一石二鳥の効用で土砂を一輪車で運搬することにする。
 
                  
 修理した一輪車で5往復する。
 ゆるい坂道なので運ぶのが意外につらい。
 これもリハビリだと思って穴のあるわが荒地をめざす。

                        
 荒地の際にはハーブを移植してきた。
 こんどはその下の2段目にに「カクトラノオ」を移植する予定だ。
 そのために、石を掘り出して穴ぼこができたところに運んできた土を埋める。
 
 近くの国道にも流出した土があるので、今度はそれにも挑戦することにする。
 マイペースのゆるい農的暮らしだが、一日のわずかな「一歩」があればそれでよし、と居直った日々だ。
 年金生活者が「することがない」と困っている人が多いが、こうした農的生活は暇で困ることはまずない。

 自然の生態に目を向けること、地域に人間の生きがいを構築すること、この視点をもてば生きる意味が見つかる。
 それを見つけようと懸命にならないと生きがいは見つからない。
 生きるとは、青い鳥のように幸福は自分の隣にいることを見つける旅でもある。 
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一輪車を修理する

2015-02-15 21:35:46 | 特産品・モノ
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この椅子には座りたくないなー

2015-02-14 20:48:25 | 路上観察
 天竜管内では道の駅利用者がかなり多い「横川」の奥を歩く。
 ここはほとんど利用する人はいない。
 そこにテーブルとイスを発見。
 うーん、座るとお尻から退化していくみたいで座る気になれない。

 しかし隣のマンリョウは栄養分をもらえて喜んでいるように思えた。
 ここに座って川を見るのは穴場かもしれない。

                    
                    
 ここから川向こうに「にょきにょき」という地域活性化施設が開設されている。
 道の駅従業員がお蕎麦を作っていた。
 そこに行くには遠回りしなければならないが、川を降りると近道があり、小さな橋があるのがわかった。
 
 大雨のときは流されてしまうような橋だが、片方だけ針金で固定してあってそこはちゃんと想定している。
 初老の爺やが命がけで渡っているのが見られた。
 

 
                  
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「御用だっ!!」捕まったガードレール

2015-02-13 19:41:14 | 路上観察
 天竜の「道の駅」奥で見た捕り物だ。
 ヤマフジの縄はしっかりガードレールの柱を捕縛している。
 縄は直径1.5cmくらいはあったし、なんと孫枝も伸びている。
 それに対し、ガードレールも「何をこしゃくな」と、ふんばっている。

                     
 縄の長さは約4m近くはあっただろう。
 しかも地面から約5cmほど浮いているのだ。
 ヤマフジに触ってみると弓の弦のように跳ね返ってくる。
 緊迫した両者のつばぜり合いが伝わってくる。

 舗装が途切れる寸前の道路だからなのか、開発を拒否する断固たる異議申し立てをヤマフジはしているように見えた。
 凛とした姿がかっこよい。
 生命力の強さを見た。
 
 

                 
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石を並べハーブを移植する

2015-02-12 19:18:36 | 農作業・野菜
 隣との境界にある畑の石が埋もれてきた。
 以前並べた石が雨で土砂が流れたせいだ。
 これをやるにはいくつかの手順が必要となる。
 ハーブなどの移植、移植先の整備、石の確保・運搬、雑草の除去など。
 のんびりやるしかない。

                      
 農作業とは総合舞台芸術のような気がしてならない。
 一つのことをやるには、その関連する周辺から一つ一つ解決しなければならない。
 埋まった石を堀りあげ、その周りの雑草を除去する。
 雑草とハーブが混じっているから始末が悪い。
 雑草の除去がいちばん時間がかかる。

        
 きれいに並べた石の隣に「ジャノヒゲ」を植え込む。
 ジャノヒゲは敷地のいろんな場所に生えているので、それを掘り起こして移植する。
 根が絡んでいるので手では仕分けできないので、ナタとかなづちで分けていく。
 植え込む前にストーブでできた大量の灰を土と混ぜ込む。
 これも循環型農業のつもり。

 家の中より外のほうが暖かい。
 これが続けばいいのだけれど、自然は人間の思うとおりにはならない。
 外国に比べ日本人の暴動が少ないのは、そうした自然の脅威・災害を体験してきたからこそではないかと思う。
 

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街と山の翁からの贈り物

2015-02-11 21:18:09 | 出会い・近隣
 先日、街の翁(元モダンボーイ)が使い終わった材木を運んできてくれた。
 小さい木っ端はとてもよく燃えたのだった。
 「甘いお菓子をと思ったけど、武兵衛さんにはこれがぴったりと思いましてね」と、微笑む。
 寒いなか街から2時間近くかかって運んでくれたのだ。

 翁の年齢を聞いてみたらなんとオイラと同学年だった。
 3歳くらい先輩の上品な元「モボ」だと思っていた。
 ありがたい。

                           
 そして、山の翁からは車満載の焚き木をいただく。
 焚き木を縛ったり積んだりするのが大変だったろうに。
 それ以上に、枝をある長さに伐っていくことのほうがもっと大変だったろうに。
 
 さっそく、ダルマストーブに食べてもらう。
 ちょっと食べ過ぎたきらいはあるけど、おかげで焼き芋や焼きカボチャもできあがり。

 ついさいきん、娘が防寒ズボンを買ってくれたりしたので、人から「暖」をいただくことが多くなる。
 寒さに強かったオイラもこのところさすが寒さにへこみがち。
 そんな姿がわかってしまったのか、ありがたい贈り物に感謝の日々。
 目から涙が出ましたが、それは煙のせいだよ。
 
 
 
 
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雪景色ほんなりと

2015-02-10 21:51:23 | 風景
 昨夜から小雪がちらついていた。
 どうりで寒いわけだ。
 朝寝坊を決め込んだが、外が気になる。
 わが家の倉庫前は真っ白。
 雑然としていた汚れをずいぶん隠してくれた。
 雪の寛大さよ。

                       
 家の前の道路は足跡がない。
 人も車も通らない過疎地の無垢な姿があった。
 ここを最初に歩くのは罪悪感が同伴する。

  
 駐車場脇を歩いたらお客の足跡。
 「フーム、これは誰だろう」
 タヌキのような気もするがツメの痕跡がないので、近所のネコちゃんのようにも思われる。

 ネコがふだんどういう歩き方をしているのかが意外にわからない。
 直線歩行するこの小動物の正体は!??      
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山里の文化展を観に行く

2015-02-09 21:05:48 | リフォーム・屋内作業
 週末に町内の「春野文化展」に行く。
 近所の人が出展していることもあり、時間があれば観に行くようにしている。
 ジャンルは毎年固定化しているので大きな期待はできないが、山里でハンドメイドの文化が暮らしの中で展開されていること自体がすばらしい。

       
 ホウズキの葉脈を生かしたものなんかは、地元産のホウズキに違いない。
 自分が何も創作していないのでよけいにうらやましくもなる。
 書道・絵画・盆栽・手芸品・写真・生け花など、これらを愛でる作者のまなざしが優しい。

                       
 美術館の高踏的な張りがないのがいい。
 入り口そばには軍靴が展示されていて、それを説明している人がいた。
 「戦争はいかん」と繰り返し強調していた。
 作品を展示するだけでなく、こうした思いを語る試みも大切だ。
 ときには全体の統一テーマがあってもいいかもしれない。

 会場外では今川焼やタコ焼きを売っていた。
 館内でコーヒーを飲めるコーナーがあってもいいのに、相変わらず公的施設は時代遅れだ。

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