今回もまた、宇都宮市街地の石仏巡りです。と言っても、相変わらず「いしぶみ」が中心となるのは止むを得ぬことで、昼飯もそこそこにして頑張り、実働7時間のうちのほとんどは大きな記念碑の前に立ち尽くしていたので、最後の頃は足が痛くなってしまいました。それでも、今回も大物を三基調査出来ました。
さて、そんな中で八幡山の雷神社で出会った狛犬は、上記に掲載したようにものの見事に台座から滑り落ちていました。丘陵などの高台にある神社ほど、被害が大きいようです。この狛犬は、今回の大地震によって土台が倒壊したために落ちてしまったようです。それにしても、狛犬本体には傷がなくて良かったです。
それにしても、宇都宮市街地には戊辰役での墓碑がたくさんあり、今回も二基ほど確認してきました。特に本町の曹洞宗光明寺さんにある「薩州志士之墓」に刻まれていた銘文には、それを読んで「目からうろこ」の所がありました。幕府軍の墓がなぜ多く祀られているのかが、この碑によって理解されました。
次回からは、いよいよ五月の大型連休です。今まで二の足を踏んでいた二荒山神社の「いしぶみ」を、この機会に意を決して挑戦しようと思っています。朝から夕方まで取り付いても、恐らくタップリと2日間は必要でしょうが…。それだけに、一日ぐらいは、どこか遠くへ出かけたいものと思っています。
そうそう、ついでに下記の写真も追加しておきましょう。石仏写真が好きな方にとっては1日いても飽きない、羅漢さんの姿です。場所は八幡山西側裾にある祥雲寺さんです。