昨年末、30日に手拓してきました千躰庚申山の親塔を暇に飽かしてご紹介します。この庚申塔が、当山の庚申親塔となるものです。その説明は、文章中に記して置きましたので京見のある方はご笑読下さい。昨年一年間を費やした庚申塔群の調査も報告書も出来上がり、今は一安堵している所で、高橋氏がせっせと拓本に採りましたものを広げては、その所在場所を確認している最中なのですが、気が緩んでいるのと数の多さに加えて、写真と拓本では微妙に異なるところがあり、その確定に四苦八苦している所です。それらの拓本は、全て山口氏が管理することになっているので、所在場所が分からぬものはそのまま山口氏に渡して、後は彼の仕事としましょう(笑)。
昨年2月から始めた、栃木県佐野市閑馬地区に所在する「千躰庚申山」庚申塔群の調査報告書私家本が、「正」「続」の二部として印刷が終了しました。既に、当ブログでご紹介していますように全山で935基の庚申塔を、1基残らず写真に撮りそれを全て掲載したものを「正」とし、そしてその記録をデータベース化したものを中心に「続」としたB5版で、表紙のみカラーですがあとは全てモノクロ印刷の2部です。「正」は141頁、「続」は149頁で、そのペイジ内容だけですが、ここに掲載しました。表紙画像とともに御笑覧下さいましたら幸です。
もう少し、内容が知りたい方はブログに書き込みを下さい。内容によっては、追加掲載いたしますので…。例えば、庚申塔の画像数頁とか、現地への案内地図とか。
今年の正月は、相変わらずおとなしくしていられず元日からパソコンに向かって、今日でまる3日。昨年暮れに、くだんの庚申山へ行きまして、この地の庚申塔親塔や山頂の大きいのを手拓してきました。現地を離れるまで、晴れていても全くの無風状態。おかげで、26日に高橋氏の手を借りてまでその親塔の拓本をものにしようと頑張ったが、結局は風が強すぎて断念したものが、今回はテープで押さえることもせずともルンルン気分で採拓出来ました。これで、本当の意味での庚申山調査は終了することが出来ました。今後は、暇なときにぶらりと立ち寄るだけの今までの調査としてから気分晴らしの遊び気分で訪れる庚申山となりました。
そんな昨年最後の庚申山山頂直下の写真を、下に掲載しました。ぜひ、庚申塔に興味のあります方は春になりましたらぜひお出かけください。全山で935基の庚申塔が延々と続いている日本広しといえどもここでしか見られません景観ですので…
さて、元旦からその調査報告書の印刷作業に入りましたが、「正」本だけで両面142頁。しかもその殆どが、庚申山全935基の画像を印刷しながらの最終校正のため、時間ばかりかかってしまい、ようやく今日その作業が自分の一冊分だけが終わりました。所で、ここで思わぬハプニング!なんと、印刷作業専用に使用していたXPが、突然にダウン。電源が全く通じなくなったので、多分電気系統の故障でしょう。そのパソコンは、データの保存場所ともして使用していたので、電源が直らなければそれこそ一大事です。たとえば、特に私の石造物用HPの1ギガバイトを超えるデータが入っているのです。一応、別データは保存してあるのですが、ついつい細かな修正はそのデータで行い保存していたので、困ったことになってしまいそうです。
さて、この次は、同報告書の「続」篇を印刷しなければならないのですが、こちらもページ数的には全庚申塔のデータ等を含んでいますので「正」篇を超えるページ数になっています。こちらの印刷はPDF原稿もあるのでwin10の方で印刷するので心配はいらないのですが、その基礎的資料もXPの方に入っているので、文章などは作り直さなければならないかと思うと気が重く、しばらく放っておこうと思っています。そして明日からは、昨年一年間に溜めに溜めた部屋中に置いて(散らばっている)あるその他の調査書類やら拓本等の整理に追われることになるでしょう。嗚呼、今年もどうやら新年早々何やかにやと忙しい生活になりそうです。