昨夜の予定では、今日30日は栃木県南河内町にある石碑の手拓に行くつもりだったのだが、朝起きて居間のテーブル上を見れば先月から手拓した拓本が山積みとなっている。そこで急遽、今日はその整理をすることにした。何しろ私の手拓は、手拓したものをA4スキャナで取り込まなければならないので全てが半切の用紙。故に、手拓したその殆どは最後に何枚も張り合わせなければならない。これって、結構な重労働で特に中腰での作業となるので腰にきつい作業となる。朝から延々と昼食時間を抜かしては午後の3時半までかかってようやく終了。それでもこれで、今年の拓本は全て整理できたことになり、テーブルの上はさっぱりと片付いた次第である。さあ、今夜からはそれらの銘文読み下しに入ろう。
さて、そんな今年最後の栃木県内石碑調査は、先日12月25日に栃木県烏山町のお寺さんにある上記掲載の鈴木君壽蔵碑(鈴木好義)である。高さが150センチと小さいので、1時間半程で調査終了。ところが、裏面に勝海舟揮毫の銘文が別にあるのが判って、こちらは丁寧に30分ばかり掛けて手拓しました。その手拓画像を下に掲載しました。御笑覧下さい。
左側が、碑表に刻まれた銘文で、右側が碑陰のものです。どういう人かは、主銘文に記されています。
なお、草書体に弱い私には、題額の最初の文字が読めません。また、碑陰もまだ全体を通して読み込みに入っていませんので、この段階で誰かスラスラと読んでくれる方がいましたらよろしく御教示ください。※大体の読み下し文を2015年01月11日のこのブログに掲載しましたので、併せて御笑読下さい)
さて、ここで今年一年の石碑調査を振り返って見ると、総数で64基。自分では、80基位は調査しただろうと思っていただけに以外に少ない数字に拍子抜けです。尤も、振り返ってみれば夏は暑いから、冬は寒いからと外出をサボってばかりいた一年なので、当然といえば当然なのですが‥。手拓したのはその内の80%で、半切画仙紙にして約200枚。結果としてまあ、こんなものかと納得させられました。
それでも今年は、栃木県さくら市(旧喜連川町と旧氏家町)の石碑調査報告書を私家本として発行出来たので、全体的にはまあまあの一年だったかと思っている。
明日は、今年最後の仕事としてクライアント様のHPを新年用に更新しなければならない。毎月、月末の夕方以降にアップしなければならない仕事とはいえ、やはり大晦日の仕事は気乗りしません。かといって、これだけは早めに更新するわけにもいかないものだけに、仕方ないと思いつつ明日もがんばりましょう。
どうぞ皆様、来年もよいお年をお迎えください。併せて、私が大晦日にシコシコとパソコンに向かって仕事している姿を想像しながら‥、本年最後の明日をも楽しく過ごしてください。