石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

石碑の銘文手写の難しさを、今日は今更ながらに痛感!

2015年08月15日 | Weblog

今日は、今年になって最も易しい石碑銘文の最終校正を行いました。上部画像のうち、左側(上部に1の番号)にある方が最終校正として最初に完成させたものです。しかし、念のため再度の確認をしようと手拓したものを広げて見ると、何と左側の最初に校正終了とした方に15箇所もの修正しないと納得できない文字が出てきてしまいました。そして今度こそと最終校了として作成したのが、右側(上部に2の番号)です。旧盆休みで、何か暇つぶしが出来るものは無いかと思っていました方は、是非にその15箇所の違いを見つけてください。勿論、更に細かく見れば修正したい文字も有るのですが、それはもう限界に近いものだから諦めました。
それにしても、今更ながらに銘文手写の難しさに今日は打ちのめされました。こんなにも易しい文章と文字形なのに、15箇所もの修正箇所が見つかったのだから、それ以外の碑文はもう言うまでもありません。そんな訳で、これまでに自分で納得できた銘文清書は1基もない有様です。既に何百基と調査していながら、実情はこの有様。それを思うと、もう恥ずかしくて「石碑調査が趣味です」なんて、とても言えたものではありませんが、それでもたとえ一文字でも多く正確に手写し、それをワープロ化することにこれからも熱中していこうと、今更ながらに自分に誓っています。
嗚呼、それにしても銘文手写は難しい。それでも、「私もやろう」と考えている方がいましたら、それこそ尊敬のまなざしです。お互いに、細心の注意をはらって頑張りましょう。

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