石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

新年明けましておめでとうございます。 野口雨情の伯父さん野口勝一が揮毫した銘文を掲載しました

2019年01月01日 | Weblog

2019年 今年もこのブログをお楽しみ頂けましたら幸いです。
さて、昨年29日から今日まで、私は愚かなことに今年最初に掲載します銘文の作字作成に追われていました。長文の上、今までに出てこなかった文字形になやまされ続けてしまい(流石は、野口勝一が揮毫したものだと感心しつつ)、結局は全銘文中99.9%の文字を作字する羽目になり、ついに四日間もの長き時間を作字に費やすことになってしまいました。今夜は、これを元に手拓した拓本との最終校正と、その読み下しに入ります。文章的にはそれほど難しくないので、多分今夜だけで完成すると思います。そんな、文字の尻追いをあせることなくのんびり行えたのも、この時期だからと思います。
そして今年最初の外出は、昨年12月に続いて4回目の佐野市・牧野成里碑文文字校正に行くことになるでしょう。本当は、こちらが先に行いたかったのですが、年末年始にお寺さんへ行くことに迷いが生じたのと、昨年11月に手拓したまま今回の拓本が居間に丸めたままだったので、取り敢えずはそれを片付けることにして取り組んでしまいました。ただ、その拓本は未だパソコンには画像として取り込んでいないので、明日はその作業に入ろうかと考えている所です。
なお、今回掲載した銘文文字形はまだ前述したように最終校正が終えていませんので、数文字以上は微調整が必要な文字があることを承知しています。それらも、明日一番で修正する予定です。そんな訳で、間違い文字を見つけたらお笑いください。

それにしても悔しいのは、牧野成里の銘文文字の読めない事。正保3年建立の碑文なので、全文は読めない事は承知しているのだが、そう思うと余計に挑戦したくなってきます。そのため、布団に入るとその現時点で読めない文字ばかりが頭に浮かんできて、目がさえてしまう有様。本当に困った性分は、年が明けても直らないものだと、苦笑しています。それでも、3面の内の左側と裏面は全文解読。残るは右側だが、この面が北側になるために一番摩耗が激しく、現時点で三分の一は不読状態だけに余計自分の能力のなさに腹を立てています(笑)

※昨日掲載しました、銘文の清書画像の件ですが、昨夜に拓本を元に最終校正しましたら想像以上の多くの文字の修正がありました。特に、明らかな間違いとしては「宇都宮」とすべき箇所を「字都宮」としてしまい、汗顔の至りです。その他、細かい所の文字形が気に入らずに50字以上も新たに修正して作字しました。ホント、馬鹿みたいなことをしています。そこで、改めて最終校了とする銘文画像を掲載しました。御笑覧下さい。

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