今回が8月最後の石仏巡りと、朝は勇んで出かけました。特に今回は、既に調査を終えている小林地区の落ち穂拾いに入りました。その中でも、共同墓地を含めて個人墓地などのこれまで余り足を踏み入れていない箇所や中途半端なままにしていた落ち穂拾い調査です。そんな墓地内の碑塔調査ですから、あるものは無造作に積まれている廃棄物扱いの石塔を崩し、その中に紛れている信仰内容物を探すのですから、いや~あ大変です。そんなことを何カ所かで繰り返していて、それでも10基となる新たな碑塔を確認したときのことです。それは、空き地に1基だけ半分ほど埋もれていたので掘り起こしならぬ「引き抜き」をしようと、渾身の力を込めて行いました。そして無事に銘文を記録し、このままではやがて埋もれてなくなってしまうと言う、その後の老婆心がいけなかったのです。ズルズルと引きずり、近くの個人墓地傍らにへ移動しようとした瞬間、ギクッと腰が悲鳴を挙げ、その場で動けなくなってしまいました。そう、背骨の一つが表に飛んでいってしまったような感覚です。暫くぶりに、こんな馬鹿みたいな事ばかりしているので、今では持病とまでなってしまった「ぎっくり腰」になってしまったのです。取りあえず、ほうほうの手で車に戻り、何とか潜り込んでそのままバッタンキュウ。およそ30分後に、少しだけ動けるようになった腰で運転席に座り込みました。この段階で石仏巡りを止めればよいのに、今までに何回も経験しているので少し様子を見ようと石仏巡り再開です。そして道路端で、調査済みの碑塔群の中から見逃していた如意輪さんと対面。勿論、半分は腰砕けのよろよろした足取りで、です。これで、本日11基目を調査できたと喜んで車に戻ろうとしたが、又しても腰が言うことを聞かず、脂汗をたらしながら何とか車へ戻りました。この段階で初めて、今回のギックリ腰は今まで以上に重傷で在ることを自覚し、宇都宮市内のかかりつけ整体師へ緊急コール。なんとか努力して先生の所まで辿り着けば、「いや~あ、暫くぶりに重体患者が来た」と笑っている。それから約1時間、私の嫌いなハリ治療もその痛みに耐えながら受けて、何とか腰が動くようになった。そして自宅へ辿り着き、その後は腰の痛みと治療の痛みに悩まされながら一夜を過ごしました。
※掲載写真は本日最後となった11基目の如意輪観音さんです。
もちろん、一晩で直るような状態ではなかったが、今日30日は衆議院選挙の日。家内に腰の状態を確認してくると言って、歩いて投票所まで行ったが投票する人々が多く順番の長い列が出来ている。それを我慢するよう気を紛らわせようと、並んだ前後の人々と選挙にどの党をいれるかの話で盛り上がり、周りの方々を更に巻き込んでの爆笑の渦となった楽しい待ち時間でした。そんな馬鹿なことをしていたのですっかり腰の痛さを忘れ、良しこの調子ならさらに足を伸ばせると投票後は遠回りな散歩道を選んで帰宅したが、それからはまた腰が痛くなり、ふたたび横になってしまいました。しかしそれにも飽きて、今はこれを打ち込んでいます。あ~あ、それにしても何という8月最後の石仏巡りになってしまったことか! こうしてギックリ腰になるたびに誓う、「ペットボトル以上の思いものは持たぬ」ということを忘れて失敗してしまいました。予定では、今日はダイコンと白菜、それにエシャロットの植え付けをする日だったというのに!。次回からは9月。一日も早く直し、また再び石仏巡りに行けますよう今週平日はおとなしくしています。