石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

11月27日は、日光へ行きました

2010年11月28日 | Weblog

 本来なら、今月最初の週に行くはずだった日光の石仏巡り。何とか腰の状態も良くなってきたので日光まで遠出する。そして今回は、主に山の中を徘徊できるかの腰の状態を確かめたく、あちこちの山の中を徘徊してきました。特に、日光市細尾町大木戸地区の山遊びは楽しかったです。始めは廃道同様の旧道山道を辿ったのですが、そのうち面倒くさくなり半分以上は獣道を登り、途中で家畜塔を1基と出会いました。その後は、腰をかばうことなく鹿さんが今朝につけたばかりの足跡を追って(それでも途中からは汗もかき、着ていた上着を脱ぎました)、急登もなんのそのと、無理して登った山頂には、ご覧のような石宝殿が祀られていました。この山々も、かつては日光山岳修験者達の修行の場だったようです。ただ、今回は腰の状態を確認したくて入った山だったので、手にしている荷物は重たい三脚と石造物調査用紙だけという有様で、山頂でのんびりするも喉を潤す水さえない有様に、自分でも「こりゃ~失敗した」と苦笑しました。車の中には、登山道具一式が入っているというのに…。山頂から下を見ると、車を止めたスケートリンク場の建物が見える。道を選ぶのが面倒なうえに、元々道らしい道がない山なので、適当に下って無事に車までたどり着いた。この間、約2時間。熊さんにも出会うことなく、暫くぶりに楽しい山遊びが出来たと大満足でした。それでも、日光へは石仏調査に来たのだと反省し、それからは個人宅にある庚申塔や山の中にある庚申塔を実見しに訪ね歩き、本日は初めて確認できた庚申塔が4基となった。それにしても今日の日光は今にも風花が舞うような鉛色の空。午後2時過ぎには早くも日光に見切りをつけて宇都宮市内へと戻る。そして徳次郎町へ入り、個人墓地にて宝篋印陀羅尼経のある宝塔型宝篋印塔に出会い、ニンマリしながら銘文を書き写す。同様に、石幢六地蔵と如意輪観音像との七体が刻まれた石幢にも出会い、今日の成果はこれらだけで充分と今回もいつになく早い帰宅となった。
※しかし、依然として前かがみの姿勢を取ることはまだまだ痛みが走り、自分でも完全な状態とはいえぬことを分かっているので、急激な運動は差し控えることにしている。それに比べ、山遊びは良い。こんなことをしてきても、これを打ち込んでいる今も疲れが出てこなかったのだから。
さて、次回からは宇都宮市の石仏巡りを少しずつ再会することにしようと思っている。
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2010年11月21日は暫くぶりの石仏巡り

2010年11月21日 | Weblog

 腰の状態がまだ良くないものの、少しばかり様子を見てこようと宇都宮市内、しかも自宅から車で10分ばかりの飯田町地区へ出かける。約三週間ぶりの石仏巡りとなった今日は、その景色が早くも晩秋を迎えているのを見て、「嗚呼、今年の秋は終わってしまった」と残念がるも、こればかりは致し方なし。のんびり1基ずつ、腰をかばいながらの石仏調査ではあるが、気分は今日の天候以上に最高。特に今回は、この地区で粟野町の録事尊塔に出会って大満足。しかも、その碑面には側面を含めて石文がびっしり。何としても手拓が欲しいところだが、腰が完治してからにしよう。そんな石仏巡りに限って、またしても梵字光明真言塔に出会う。しかもその梵字文字は、幾つかの箇所が間違った文字を使用している。これも、参考資料として、写真だけでなく手拓も欲しい、となる。そんな光景がここへ掲載した写真である。それと、この地区の一部では今でも庚申講が行われているとの事。しかし、庚申塔はまだ1基もお目にかかっていない。多分、庚申塚は山の中に祀られているのだろうと考えられるが、今回はそんな山の中を駆け巡る自信もないので、それ以上の深追い聞き込みは止めにする。また、山の中に神社があり、そこには狛犬があるという情報も同時に得たが、これも今回は実見をパスすることにする。栃木県の狛犬調査担当である山口氏、こういった宇都宮市内とはいえ山の中の神社探索には閉口することになるだろう。現に、帰宅する時に違う道を通ったら、地図に載っていない神社があり、そこにも狛犬が鎮座していた。いずれにせよ、今度の週末は完治した腰での石仏巡りが出来るだろうと思っている。そして日光の所在地が分かっている庚申塔を、まず初めに片付けようと思っている。何しろ、まもなく師走となるので、これ以上の寒い日光へは余り行きたくないので…。
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今週も石仏巡りは中止です!

2010年11月16日 | Weblog

 先週に引き続き、腰がまだ完全に治っていないので行きたい石仏巡りをグッとこらえ、自宅周辺の散歩だけで我慢しました。それでも、この季節の雑木林は秋の香が充満していて、野山遊びも石仏巡りに負けぬくらい私にとっては魅力ある場所です。どこからか、小鳥が運んできたタネによって、藪の中にシロバナコムラサキが真っ白い実を沢山つけていますし、その林縁にはトウヤクの白い花が咲いています。こんな宇都宮市郊外とはいえ、一応市街化地域に野生のトウヤクがあるなんて、一般の方には信じられない光景です。それだけに、今年も無事に盗掘にも会わずに沢山咲いている景色に感激です。そして、まだ烏や野鳥に食い荒らされていないカラスウリの実がありました。もっとも、数が多すぎて、全てを食べ荒らすには飽きたのでしょうが…。

そうそう、先日仕事の途中で立ち寄った宇都宮市内の神社で、下記に掲載したような石祠を目にしました。その中に、ご覧のように(少し見難いか)雷神様の像が納められていました。思わぬところでの雷神様との出会いに、仕事の途中で立ち寄る神社巡りも捨てたものではないと独りで痛い腰をかばいながら撮影しました。
それにしても、そろそろ腰の状態が良くなってもらわないと行きたい石仏巡りが溜まってしまいます。ホントッ、困ったものです。
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2010年11月最初の週末は…

2010年11月09日 | Weblog

 去る3日に、腰が痛いまま生垣の手入れを3時間行った結果、それ以後本格的な腰痛となり動くことが出来なくなりました。かろうじて、まっすぐに立って歩くことだけは出来るのですが、腰を少しでも前後左右に動かそうとすると激痛が走り、その場に倒れそう。そんな訳で、6日の土曜日は素晴らしい秋晴れに恵まれながら部屋で悶々として過ごしました。それでも午後になるとどうにも動きたくなり、家内に笑われながらみっともない姿勢のまま散歩に出かけました。そして歩くことに関しては大丈夫なのでいい気になり、少しばかり遠くまで出かけてしまいました。その目的は、この季節ならではの、ムカゴ摘みです。雑木林の林縁には結構見つけることが出来ましたが、それを摘むには腰の痛さを我慢しなければなりません。何しろ、身体を前に倒すのは難儀なのですから。それでも気分転換に、誰も周囲にいないことを幸いと「イテエィ~」と大声を出しながら摘んで、結果的にはジャンパー片手のポケット一杯になりました。その帰りは、姿川という名前だけは美しい川沿いに歩き、のんびりと秋空の中を帰宅しました。掲載した写真は、そんな姿川を入れた我が家の周辺風景です。
 まあ、時にはこのように石仏のことなど忘れ、のんびり歳相応の暮らし方も良いかと思いつつ、それにしても今日の快晴はもったいなかったと口に出さずに思いました。
いずれにせよ、今回の腰痛はいつもより重症である。多分、10日前後或いは2週間はどこへも出かけられないかも知れぬと、これを打ち込んでいる今も腰の痛さに耐えている。
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