一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

『シャルロッテ』(ダヴィド・フェンキノス)…26歳でガス室に消えた天才画家…

2020年08月24日 | 読書・音楽・美術・その他芸術
先日、 ダヴィド・フェンキノスというフランスの小説家が書いた、 『シャルロッテ』(白水社)という本を読んだ。 表紙の絵に惹かれて手に取り、読んだのだが、 詩のような、 映画のシナリオのような、 一行一文という形式(文体)で書かれており、 ジェイムズ・エルロイの『ホワイト・ジャズ』を読んだときのような衝撃を受けた。 その必要最小限にまで切りつめられた言葉のひとつひとつが胸に刺さり、 そこ . . . 本文を読む