一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

井原山 ……新たなるニリンソウの大群生地を求めて……

2015年04月11日 | 背振山系
最近のヤスさんは仕事が忙しく、
なかなか休みが思うように取れないようだ。
4月8日(水)も一緒に登山を予定していたのだが、
やむなく中止に。
それでも、
「11日(土)に休みが取れました~」
とメールが入り、
急遽、本日の山歩きが決まった。

行先は、井原山。
ニリンソウが咲き出している頃だし、
春の花が楽しめそうだ。
今日は山頂を目指さず、
新たなるニリンソウの群生地を開拓し、
その大群生地で、
ニリンソウに囲まれながらランチをしたい。
仕事でクタクタのヤスさんも、
きっと花々に癒されることだろう。

天気予報では、
本日は晴天のはずだが、
山はガスったまま。
まったく晴れる気配がない。(笑)
それでも、新緑が美しく、
「まあ、いいか」
と思ってしまう。


昨夜来の雨に洗われ、
曇っているのに、新緑が輝く。


いいね~


沢も水量を増して、渡渉が難しいほど。


まずは、以前に開拓したニリンソウの群生地へ。
「おお~、たくさん咲いている」


ヤスさん、さっそく激写につぐ激写。


「素晴らしいです」
とヤスさん。


「今日は、これから、ニリンソウの新・群生地を開拓する予定だから、ここはまだプロローグかな?」
と、私。


ニリンソウだけではなく、
井原山には、春の花々がたくさん。


エイザンスミレや、


白いスミレ(ナガバノスミレサイシン?)、


ヤマルリソウ、


ジロボウエンゴサク、


ヤマエンゴサク、


フウロケマン、


コチャルメルソウ、


コガネネコノメソウなどを見ながらゆっくり登って行く。


大好きなシロバナネコノメソウがたくさん咲いていた。




カワイイ~


ヒトリシズカもたくさん咲いていた。


こちらも大好きな花。


さあ、新たなるニリンソウの群生地を目指して突き進もう。


ワクワクするような風景だ。




涸れ沢を登って行く。


登りつめると、


ニリンソウの群生地が待っていた。


「おおお~」と思わず声が出る。


こちらは、まだ開花していないが、
全部ニリンソウの葉だ。


開花したら、すごいことになるだろう。


花が少なくても、圧巻の風景。


この斜面、全部ニリンソウ。
スゴイ!


井原山にも、まだこんな所が残っているんだね~


「おっ、こちらは、花が咲いているよ~」


ヤスさん、またもや激写につぐ激写。


どこまでも続く、大群生地。


「ここで、ランチにしようか?」
と、私。


「いいですね~」
と、ヤスさん。


無限と言ってもいい数のニリンソウに囲まれながらのランチは、
最高であった。




ニリンソウのシャングリラ、


ニリンソウのユートピアを後にし、


イチリンソウなどを見ながら、




トウゴクサバノオの群生地へ。


まだ咲き始めといった感じで、花は多くない。


しかも、陽が差さないので、
水滴を纏って、花は閉じたまま。




それでも、なんとか、マクロ撮影を試みる。




本日のベストショットは、この一枚かな?


このトウゴクサバノオの群生地で、
今日、白花を見つけた。


得も言われぬ美しさ。


今日も「一日の王」になれました~

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