一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

マツムシソウが咲き始めた天山 ……シラヤマギク、ノササゲなども開花……

2020年08月08日 | 天山・彦岳

8月8日(土)
久しぶりに土曜日に休みが取れた。
だが、明け方から激しい雨が降っていた。
昼頃になって雨が止んだので、
天山に登ることにした。
もうそろそろマツムシソウが咲き出す頃だからだ。

しかし、登山口に着くと雨が降っていた。
駐車場には、土曜日だというのに一台の車もなかった。


ゆっくり登り始める。


雨の山は嫌いではない。


誰にも会わないのがイイ。


ヤマホトトギスや、


ヒヨドリバナなどを見ながら高度を上げていく。


いつもの場所でパチリ。
雨で展望は得られない。


ホソバシュロソウ、


キガンピなどを見ながら歩いていたら、


山頂が見えてきた。


天山山頂に到着。
当然のことながら、誰もいない。


今日の目的は、開花したマツムシソウを見つけること。


この時期、稜線を歩いていると、出会った登山者から、
「この花がマツムシソウですか?」
と、訊かれることがある。
「いいえ、ウツボグサです」
と答えるのだが、
天山のウツボグサは(標高が高いので)8月になってもまだ咲いているので紛らわしい。(笑)


マツムシソウはというと……
「おっ、開花し始めている」


こちらは花びらが出ている。


これは、かなり花らしくなっている。


このくらい開いた花が、一番美しく感じる。


ちょっと角度を変えて。


いいね~


もっと開いた花はないか……と探すと、
「あった~」


嬉しい~


もう目的は達したのだが、ちょっとだけ花散策。


カキランは、ほぼ花期を終えてしまった。


コオニユリや、


サイヨウシャジンや、


アキノタムラソウは、
今が盛りと咲いている。


キュウシュウコゴメグサも、


あちこちで見かける。


もう少しだけ先へ進む。


ヒメキンミズヒキや、


ノササゲや、


シラヤマギクが咲き始めていた。
季節は確実に変化している。


ホソバノヤマハハコや、


タンナトリカブトも順調に育っている。


もっと花散策をしたかったのだが、
ここで雨風が強くなり、撮影ができないほどになった。


急いで山頂に戻り、
沢と化した登山道を下った。


……まあ、こんな“雨の日”でも、楽しいんだよね~


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