
私自身のための第1回「一日の王」紅白歌合戦の、
対戦12組目は、「別れ」対決。(これまでの対戦はコチラから)
紅組は、前野曜子(ペドロ&カプリシャス)「別れの朝」。

白組は、加山雄三「別れたあの人」。

「別れの朝」は、
1971年10月25日に発売されたペドロ&カプリシャスのデビュー・シングルで、
ペドロ&カプリシャスの代表曲のひとつである。
原曲は、オーストリアの歌手・ウド・ユルゲンスの作曲、ヨアヒム・フックスベルガーの作詞による「Was Ich Dir Sagen Will」(直訳は「君に伝えたいこと」)。
なお、原曲の歌詞と、なかにし礼による日本語詞はかなり異なっている。
ペドロ&カプリシャスの初代ボーカルだった前野曜子が歌唱し、

週間オリコンチャートではいきなり4週連続で1位を獲得。
シングル売り上げも55.7万枚を記録している。
初代ボーカル・前野がペドロ&カプリシャスを脱退後、
2代目ボーカル・高橋まり(現:髙橋真梨子)や、3代目ボーカル・松平直子の他、
菅原洋一、テレサ・テン、朱里エイコ、藤圭子、世良公則、秋元順子などもそれぞれ本曲をカバーしている。
「別れの朝」は髙橋真梨子の歌唱曲と思っている人が多いことと思うが、
元は前野曜子で、古い人間の私などは、前野曜子の歌唱曲として認知している。

私は、髙橋真梨子よりも前野曜子の歌声が好きであったが、
前野曜子は1988年に惜しくも40歳の若さで亡くなってしまった。

「別れたあの人」は、
1967年9月15日に発売された加山雄三のシングル曲で、

映画『ゴー!ゴー!若大将』(1967年)の挿入歌として使われている(が、加山雄三は歌唱してはおらず、物干し台のような所で、この曲をトランペットを吹いているだけ)。

2回目の出場であった1967年の「第18回NHK紅白歌合戦」でこの曲を歌唱している。
加山雄三の楽曲は、好きなものが多いのだが、

この「別れたあの人」が街に流れていた中学1年生の頃は、
学校の行き帰りに、なぜかこの曲を歌いながら歩いていたのを憶えている。(笑)

※前野曜子「別れの朝」(1971年10月発売)
※加山雄三「別れたあの人」(1967年9月発売)