一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

作礼山・897ピーク・環境芸術の森 ……周回ルートで、紅葉、紅葉、また紅葉……

2014年11月16日 | 作礼山
今日は、ヤスさんとの山歩きの日。
11月も中旬となり、
紅葉も里山まで下りてきた。
ヤスさんから、「まだ作礼山には登ったことがない」と聞いていたので、
本日は、
作礼山、897ピーク、環境芸術の森へと周回するルートで、
紅葉を存分に楽しむことにする。


多久市役所駐車場で、ヤスさんと待ち合わせ。
私が早く着いたので、しばし「楷樹」の紅葉を愛でる。
「楷樹」といえば、多久聖廟にある「楷樹」が有名だが、
実は、多久市役所駐車場の片隅にも「楷樹」が植樹されている。
多久聖廟の「楷樹」は1925年(大正14年)に、
多久市役所の「楷樹」は、1993年(平成5年)に植栽されたものである。


多久聖廟のものほど大きくはないが、
ちょうど程好く色づいていたので、嬉しかった。


ヤスさんが到着したので、
2台の車で、出発。
ヤスさんの車を「環境芸術の森」駐車場にデポし、
私の車で、栗ノ木登山口へ向かう。
途中の展望の良い場所で、幾重にも重なる山々を楽しむ。
一番遠くに見えるのが、多良山系。


栗ノ木登山口に到着。
準備をし、軽くストレッチ。
8:37
出発。


栗ノ木登山口を出発したが、
まずは白木木場登山口の方へ向かう。(笑)
(のちに栗ノ木ルートと合流する)


9:00
白木木場登山口に到着。
ここからあらためて登って行く。




小さな鳥居をくぐると、
急登が始まる。


「いや~、すごい急坂ですね~」
とヤスさん。


9:20
栗ノ木ルートと合流。

9:26
展望岩に到着。


周囲の木々の背が伸びたので、展望はあまり良くないが、


紅葉はなかなかだった。




9:30
展望岩を出発。
登山道沿いの紅葉を楽しみながら登って行く。






向うに見える山肌も、色づいた木々が多かった。


登山道に降り積もっている落葉も美しい。


9:58
作礼山の東峰と西峰の中間地点に到着。
まずは東峰へ向かう。


10:03
東峰に到着。


展望が素晴らしかった。
まずは、天山、


右に目を転ずると、鬼ノ鼻山や聖岳、遠くに多良山系の山々が見えた。


さらに右に目を転ずると、英山~黒髪山~青螺山~牧ノ山~腰岳と続く、
黒髪山系の山々が見えた。
「昨年夏に縦走したことが懐かしく思い出されます」
とヤスさん。
「来年も黒髪山系大縦走をやりましょう!」


10:10
東峰を出発。
秋色を楽しみながら、西峰へ。




10:22
西峰(作礼山山頂)に到着。




標識が新しいものになっていた。
以前のものは朽ち果てていたので、嬉しい。
誰かが作ってくれたのであろう。
どこかの誰かさん、
ってくれてありがとう。
を言います。
も喜んでいるでしょう。


10:26
西峰を出発。
ジュンサイ池に下りていく。


10:39
ジュンサイ池のほとりで紅葉を愛でながら軽めのランチ。


ランチの後、紅葉を楽しみながら、897ピークの方へ向かう。






みどり池のほとりの紅葉も見事であった。




美しい林の中を歩き、


11:18
897ピークにとりつく。
この無名峰は、常緑樹が少ないので、楽しみ。


いいね~


ブナの周辺も黄葉している。






素晴らしい。


11:34
897ピーク山頂に到着。




山頂付近は展望がないので、
すぐさま下山開始。
ちょうど陽が差してきて、
紅葉が一段と美しくなる。






11:48
林道に出て、この道を下り始める。
先程登った897ピークを見ながらゆっくり歩いて行く。




この林道歩きが退屈かというと、


これが絶品紅葉ロードなので、
まったく退屈しないのだ。


林道の両側は色づいた木々がいっぱい。




歓声を上げながら写真を撮りまくる。




ふと足元を見ると、キッコウハグマが咲いていた。


かなり下ってきた。


振り返ると、


作礼山が見えた。


平之神社の大イチョウが見えてきた。


せっかくなので、神社に立ち寄る、
やはりデカイ!


13:09
環境芸術の森の駐車場に到着。


朝、ヤスさんの車をデポしたときには1台の車もなかったのに、
今はほぼ満車状態。
「ビックリです」と、ヤスさん。


13:13
環境芸術の森へ入る。


紅葉がちょうど見頃を迎えていて、ヤスさん大喜び。


どこを見ても美しく、素晴らしい。




紅葉ばかりではなく、緑もあるので、赤や黄色が一層引き立つ。


いいね~


ここからも、作礼山が見えた。


今日いちばんのビューポイントは、ここかな。


ズーム。


もっとズーム。
いいね~


作礼山で、897ピークで、そして環境芸術の森で、
紅葉をたっぷり堪能した。
紅葉三昧の一日であった。


名残を惜しみつつ、
14:00
帰路に就いた。
約5時間半の山歩きであった。
「いや~、今日も、紅葉と山歩きを存分に楽しませてもらいました。近くの里山にも好い山がたくさんありますね~」
とは、ヤスさんの弁。
今日も「一日の王」になれました~


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