大通寺の建物の配置は一風変わっている。楼門左手に回廊が設けられているのが独特である。回廊を進むと観音堂の手前に説明板が見える。
観音堂は備中国観音霊場第廿二番札所にあたり岡山県指定重要文化財の不空羂索観世音菩薩坐像(ふくうけんじゃくかんぜおんぼさつざぞう 木造)が祀られている。
近年の調査で坐像後頭部内に康和元年(※1099)八月の銘文が見つかった。岡山県内で年代が特定できる仏像としては最古(平安後期作)とのこと。江戸時代は毛利家の祈願所にもなっていたそうだ。
観音堂の下に無造作に置かれた鬼瓦と鯱の立体感がすばらしい。大通寺の見所はまだある。観音堂の隣に位置する坐禅堂に吊るされた木魚の形に注目して欲しい。
長さ1mを超えるかという大物でコブダイに酷似している。最大のウリである池泉観賞式庭園(江戸後期に矢掛の中西源兵衛が築いた)は寺で受付してからの見学となる。その素晴らしさはぜひご自分の目で確認していただきたい。本堂前の身代わり地蔵に手を合わせた私は駅へ急ぐことにした。
観音堂は備中国観音霊場第廿二番札所にあたり岡山県指定重要文化財の不空羂索観世音菩薩坐像(ふくうけんじゃくかんぜおんぼさつざぞう 木造)が祀られている。
近年の調査で坐像後頭部内に康和元年(※1099)八月の銘文が見つかった。岡山県内で年代が特定できる仏像としては最古(平安後期作)とのこと。江戸時代は毛利家の祈願所にもなっていたそうだ。
観音堂の下に無造作に置かれた鬼瓦と鯱の立体感がすばらしい。大通寺の見所はまだある。観音堂の隣に位置する坐禅堂に吊るされた木魚の形に注目して欲しい。
長さ1mを超えるかという大物でコブダイに酷似している。最大のウリである池泉観賞式庭園(江戸後期に矢掛の中西源兵衛が築いた)は寺で受付してからの見学となる。その素晴らしさはぜひご自分の目で確認していただきたい。本堂前の身代わり地蔵に手を合わせた私は駅へ急ぐことにした。