寮管理人の呟き

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「かつや」のソースカツ丼

2021年12月26日 | 外食
ソースカツ丼を食べたくなった時にはとんかつ・カツ丼「かつや」を利用する。安い・早い・ボリュームがウリの店に入って来る客の大半は男性(オヤジ率高し)で定食を頼む人が多い。

丼

丼2

ソースカツ丼(竹)は税込み価格715円。カツとご飯の間に千切りキャベツが入っている。衣がすっかり黒くなったカツの下はソーライ(※)状態である。肉の味を消してしまうソースの凄さよ(笑)。

割引券

割引券2

客は会計時に100円割引券を貰えるのでリピーターになってしまう。とにかく安く上げたい人は「かつや」に行けばいい。美味しい物にそれなりの値がつくのは当たり前、グーグルの某とんかつ屋の評価を☆1つにして「高い。前の店の方が良かった…」などと女々しいコメントを何度も残すような輩(単なるクレーマー)は憐れだ(笑)

『戦前学生の食生活事情 / 上村行世(三省堂選書172 1992年)』
ソーライ
 〝心斎橋ストーム〟へ出掛ける前の浪高生は、梅田の阪急百貨店食堂に勢ぞろいして、まず、腹ごしらえをする。そのとき、浪高生がきまって注文するメニューが「ソーライ」だった。
 ライスの一皿盛りが五銭。浪高生はこれだけ注文する。あとはテーブルの上にあるソースをぶっかけ、備えつけの器から薬味の福神づけを取り出してのせる。これを、かき回してのどの奥へかきこむ。だれが名付けたかわからないが、ライスにソースをかけるだけの夕食だから「ソーライ」である。浪高生で満席になった食堂のなかは、ソーライの花盛り。ウエートレスたちはにやにや笑っているばかり。
 一、二回の古い卒業生もソーライの話をするし、十二、三回の中堅どころはもちろんのこと、戦後の卒業生もソーライを食べたという。浪高生とソーライは切っても切れない関係にある。
 良家のぼんぼんが多かった浪高生のこと、もっと値段の高い料理を食べようと思えば食べられたはずである。青年の稚気と貧しい生徒への思いやりがあったのだろう。-昭和初年代~十年代・大阪-(週刊朝日編『青春風土記 旧制高校物語3』)


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