無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

西村和雄先生の有機農業講座(2)大根

2009-02-04 23:25:43 | 自然菜園の技術 応用
本日

残雪もなく、暖かい日が続く。

今回は、前回に続き「大根」について西村先生から教わったこと、使える技をお伝えしたい。

まず、注目してほしいのは、大根の葉の色。
薄い緑色をしている。

『葉の色が、若草色がキーワードだ。』

西村和雄先生は、有機農業には3段階あるhttp://gaia-project.main.jp/ninnsyou.html(詳細は、クリックしてね)という。
特A:自然農法(低栄養成長)農産物
 A:純正有機農業(低投与型有機農業)農産物
 B:準有機農業(資材依存型有機農業)農産物

簡単に説明すると、

①肥料依存度が高いのが、B:準有機農業(資材依存型有機農業)農産物
である。

これは、今まで慣行のやり方である農薬・化学肥料に依存していた農産物を、有機農業に移行するときに有効なやり方。

つまり、農薬の代替物としての天然物化学肥料の代替物としての畜糞主体有機堆肥に依存する方法。農薬=天然系農薬、化学肥料=有機物肥料

この場合、大根の葉はどす黒く、えぐいか、虫害が発生しやすい。

②それに対して、特A:自然農法(低栄養成長)農産物や、A:純正有機農業(低投与型有機農業)農産物は、土壌動物・微生物の調和がとれ、農作物の根は、肥料依存度が低くなり、自分の根や葉で生長を自立できているのが特徴。

有機肥料依存度が低く、代謝に無駄がないため、葉には肥料の残留物である猛毒の亜硝酸態窒素の残留が低くなる。

そこで、写真にみたように大根の葉の色は淡く、エグミはなく、保存性も高まり、調理時間も短く理想的な大根です。

【西村流裏ワザ】
大根&レタスのコンパニオン混作
こうすることで、大根に虫害は少なく、自給率も上がる。
(写真を拡大すると、大根の根元にレタスが一緒に生えている。)


次回第3弾は、「玉ねぎ」です。
コメント (2)
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