無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

長立鎌の使い方と研ぎ方

2010-10-06 12:47:15 | 自然菜園の技術 応用
本日、

温かい日が続きます。続々とたねの交換会の申し込みが来ています。
30名限定なのでお申込みの方は、お早めにお申し込みくださいね。残り数席になりました。
一番最後に、お申込みについて書いてございます。
30名以上の参加者多数の時は、ご希望に添えない場合もございます。ごめんなさい。
→定員に達しましたので、〆切ました。



先月シャロムヒュッテで、はじめての立長鎌講習会がありました。
(財)自然農法国際研究開発センターの育種課長の中川原さんが、機械を使わずに農業ができ身体のエクササイズにもなる独特の立長鎌を考案しました。

特徴は↑写真のように、立ったままで腰を曲げずに草が刈れ、野菜の株下などに草を敷きながら刈れる点です。


使い方は、まず自然体で鎌の柄を握ります。
右手は腰当たりに、左手は自然に握ります。


右手の位置はそのままに、振り上げます。
ゴルフのバンカーショットのような感じです。


腰はねじらずに、左手をひき、鎌の重さを活かして草を刈ります。


刈るポイントは、右手がそのままで軸になり、円を描くように鎌が触れるかどうかです。
左手は、極端な話写真のように草を刈る瞬間まで離していても、刈る瞬間に握ることで草がきれいに刈ることができます。


鎌で草が簡単に刈れるポイントは、研ぎにあります。
写真は、研ぐための3種類の研ぎ石と水が必要です。
台があれば固定しやすく研ぎやすくなります。


台に鎌を固定できるように、水の入ったタンクを利用しています。
要は、鎌が動かないように固定できることがポイントです。

まずは、荒い研ぎ石→中研ぎ石→仕上げ研ぎ石の順に研ぎます。


鎌の歯には、地金と鋼(はがね)が打ってくっついています。
日本刀の歯紋のように、地金から鋼がきらりと出てくるまで荒研ぎ石や中研ぎ石を使い研ぎます。

仕上げに、歯の表面がきれいに顔が映る位まで仕上げ研ぎ石で仕上げます。


鎌を研いでいると、研いだ分の余分な鉄(バリ)が裏側に出てきます。
このバリをそのままにすると切れないので、裏側もバリをとるために、さっさと軽く研ぎ石でこすります。

鎌は刃物ですから、良く研ぐと切れ味抜群で、刈るのが楽しいくらい簡単に草を刈ることができます。
そこで、切れ味が落ちる前に、研ぎながら使うのもとても重要です。


まだまだ中川原課長のように見事に刈ることはできませんが、立長鎌はとてもいい道具だと思います。

草と上手に付き合いながら野菜を育て、身体も健康になれるこの長鎌講習会を年に2~3回ほど開催していきたいと思います。


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たねの交換会2010安曇野について
http://blog.goo.ne.jp/taotao39/e/66d05741b3ecb85b643f42e3268c9802


☆NHKカルチャー講座のお知らせ

10/13-無農薬家庭菜園の法則(7)
     サツマイモ の収穫・保存法。美味しいタマネギの育て方。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
コメント (6)
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