無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

蕎麦の畑で小麦蒔き

2010-10-25 08:12:39 | 自然菜園スクール
本日、

昨日の「Azumino自給農スクール」では雨に余り濡れないうちに、蕎麦の脱穀、そして小麦蒔きを終えることができて良かったです。


菜園は不耕起栽培が簡単で、年々良い土になっていきます。
穀物は、小さな面積では不耕起栽培が簡単ですが、自給用に広く育てるのであれば、耕すのも手です。

小麦→蕎麦→小麦で育てているので、
蕎麦を収穫した時に全面耕し、小麦を条蒔き、小麦収穫後に溝を掘って蕎麦を蒔けば年に1度の耕しで済みます。

耕し方や耕す回数を減らすことで、より多くの生き物が生きていける畑になります。

うちの畑では、耕すときに、一部不耕起のエリアを残しておきます。そうすることで少しでも生きものが生き残れればと思っています。


耕した畑は、とてもふかふかなのでそのまま麦を蒔くと麦が軟弱に育ってしまいます。

そこで、足をつかって溝を踏み固めて蒔き溝を作っておきます。


その後、丁寧に種を蒔いて行きます。

小麦は、10アール=1反=1000㎡で300kg~1000kg位収穫できる幅の広い作物です。

蒔き方一つで、収量をあげたり、倒伏をさせたり、味を良くしたりすることができます。



今回は、標高(800m以上)の高い痩せた農地で、蕎麦の跡地にお菓子用に小麦を栽培します。

そこで、株間20×30cmくらいの間隔で小麦が育ってくれるよう丁寧に種を蒔いていきます。


その後、蒔き溝同様、足で土をかけながら覆土し、鎮圧していきます。

小麦が丈夫に根を張ってもらえるようにしっかり踏むことがポイントです。


この畑はとても痩せていて、蕎麦にはちょうどいいのですが、無肥料栽培で小麦を育てると丈が短く貧弱に育つ傾向があります。

そこで、補いとして米ぬか(もしくは麦フスマ)を種蒔き後うっすら薄く蒔いておきます。

米ぬかは、雪の下で微生物などに分解され、カビや土壌生物に食べられ土の中の生きものを養い、結果麦も養われます。


今回のお茶は、ここで採れた小麦をつかった郷土料理おやきや季節の果物をいただきました。
来年もこうして育った小麦がお菓子やおやきなどで食べれることを祈っております。

コメント
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