無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自給農体験会(Azumino自給農スクールの午後)

2009-07-13 10:52:37 | 自然菜園スクール
本日、時々

ザーザー降っては、一時、晴れる。そんな一日でした。
安曇野もいつの間にか東南アジアのスコールみたいな気候になってきました。

昨日は、」Azumino自給農スクールのあと、14:00~17:00は「自給農体験会で田んぼの除草をしました!

Azumino自給農スクール9:00~12:00でいったん終え、
午後は、無料参加できる「自給農体験会」を行っております。

というのは、いままで教えていただいた師匠たちは、農業を無償で惜しみなく僕に教えてくださいました。
僕はそれらの教えを統合し、参加してくれる方に合わせた形でお伝えしています。

あるときは「自然農」という形で、
あるときは「無農薬栽培共通ルール」として、
はたまたある時は、「自給菜園の作り方」としていろいろな形でお伝えすることを天職としています。

しかし、農的な暮らしをするなかで、みんなと一緒に気軽に農業ができたらという思いも強くなっています。

昔でいう「結い」つまり、共同作業が絆となって共に生きている感覚と感謝の気持ちを大切にしたいのです。

そこで、モデル的に、今回スクールの後に、無料で参加できる「自給農体験会」のプログラムを用意しました。

農的生活の中で、田んぼを中心に穀類は、家族以外にもみんなで一斉に行ったほうが楽しく、楽になる野良仕事があります。

正直、今回の田んぼが1反5畝(450坪)あるので、一人で除草したらかなり大変だと思います。

ところが、こんかいのように、みんなで田んぼの除草隊を組んで行えば、短時間で楽しく終わります。


そして参加してくれた方で、お米を分かち合えば豊かさは増します。
「育てる楽しみ、食べる幸せ、分かち合う豊かさ」がテーマなうちにはピッタリのアイディアでした。

今回は、以前修行させていただいた(財)自然農法国際研究開発センターの手押し除草機をお借りしました。


田んぼに生えてきたコナギという草を一気に泥の中に透き込んだり、浮かしてしまって稲の生長を応援します。


三時には、ゆうこさんのつくったブラウニーとレモングラス入り麦茶でお茶をしました。


ブラウニーはうちの小麦を使いゆうこさんの定番の人気スウィーツで、友人から注文が入るほどです。


田んぼの除草隊の記念撮影です。


みんなで、育てたお米をみんなで刈り取って、食べる。
年末は餅をついて、鏡餅をつくって年を越す。
そんな暮らしはとても幸せで豊かです。

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Azumino自給農スクール7月(真夏に向けての梅雨できること)

2009-07-12 23:29:33 | 自然菜園スクール
本日、時々

今日は、『Azumino自給農スクール』7月講座でした。
梅雨はあと一週間で、明けそうです。

梅雨の間は、野菜も草が伸びます。
そのままでは、草の圧倒多数で野菜が負けてしまいます。

通常では、草を除草することで野菜のみを栽培しますが、
「Azumino自給農スクール」では、草と野菜が共存しています。
もっといえば、草があるから野菜が簡単に育ちます。

草が生える畑は、元気な畑です。
いかに畑で、草のように野菜が素直に育てるかがポイントになっています。

トウモロコシの間に、カボチャが元気に育っています。


ネギが株元にあることで、元気に育つスイカ。
草を刈って敷くことで、のびのび育っています。


サツマイモもエダマメと一緒に育っています。


草と野菜が一緒に育つ、自然な菜園をお伝えしています。


ランチは、ゆうこさんが、安曇野地球宿でスクールのある当日のみ「菜園食堂Deva Cafe」を営業しています。


今回から、みんな一緒に食べられるように、ビッフェ形式にしました。
したのプレートは、うちの自然栽培のお野菜でつくった基本プレートです。


そこに、ソバサラダ。
うちで人気のナスタチュウムを添えて出しました。


食後は、オプション(+150円)で昨日鶏が産んでくれた卵を使って作ったアイスに、去年採れた丹波黒豆添えたスイーツがつきます。


指導区画をもって参加できる本科生や、
通いで学べる聴講生に加えて、単発参加者が徐々に増えてきて大盛況なスクールになってきました。

これからも「育てる楽しさ、食べる幸せ、分かち合う豊かさ」をテーマにつもりです。

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暴風雨が去った後で、、、

2009-07-11 23:28:10 | 日々の自然菜園
本日、

昨日は暴風雨で、たくさんの野菜が風で大変だった。

鶏小屋のトタンも、今朝いったら一枚外れていた。


もっとひどかったのは、自家採種用のタマネギの雨よけが10mも飛ばされていた。
それにもかかわらず、玉葱のネギ坊主は、無事だった。
かたいパイプや支柱は曲っても、
生きているネギ坊主は、うまいこと折れずに風に身をまかせていたのだろう。
無事でなのよりだった。


これは、最近入手した裸麦。
ようやく実ったので、一部穂刈りした。
来年から、裸麦を増やしていこうと思う。


最近、夏野菜が少しずつ取れ始めたのが嬉しい。
最初は、夏野菜の樹を育てたいので、小さいうちに収穫していくのがポイントです。




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ナスの育て方2(梅雨時期)

2009-07-10 23:07:50 | 自然菜園の技術 基本
今年の梅雨は、とてもよく雨が降る。
なかなか小麦が刈れずにいる。来週頭には刈りたい

今年はナスは生長がゆっくりめ。
たぶん、6月が暖かい日が少なかったからだろうか?

梅雨に入り、ようやく生り始めたナスビ。
ナスは、一番最初の実は、親指大で採ってしまうとそのあと、ナスがなりやすくなることは前回お伝えしました。

今回は、ナスの実が採れるポイントをお伝えします。
①実をいっぱいつけられるように樹を育てる。
②根っこが乾かないようにする。
③揺れないように、しっかり支柱に誘引する。

以上3点です。

今回は、
①③です。

樹を育てるために、一番最初の実を小さいうちに採る他に、
1)一番花よりも下の脇芽をとること。
2)樹が育つまで、ナスを若取りすること。

1)の説明です。
まず、植えたままの姿です。

かなり下の葉が混んでいます。

次に、すっ利させた後の写真です。

支柱に誘引も済ませ、実をつける万全の体制になっています。


ナスの一番花の下の脇芽は、小さく生えてきます。


手で、簡単に取れます。

光合成するのに、葉っぱはとても重要な場所です。
けれど、すべての葉っぱをつけておくと、暗くなりがちで、ナスの実も葉ですれて傷つきやすいのすっきりさせることが大切です。
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野菜と洋食屋と絵とジャズのコラボ!

2009-07-09 23:19:03 | 日々の自然菜園
本日、時々

今日は、雨の中鶏小屋の補強をしました。
というのも、最近遊び場の草や虫を食べつくしてしまったらしく、
遊び場から脱走するモノが数羽で始めたからです。

出て野菜の株元の草マルチをはがしては、虫をついばみ、飽きると小屋に戻りたくても戻れず、ウロウロしています。

そこで、野菜を守ること第一と、鶏がトンビや猫に襲われないように、
遊び場から出れないように、ネットを新調しました。
穴を掘って下から出ないように古瓦も敷きました。


まだ鶏を飼い始めて8カ月目なので、わからないことだらけ。
できるだけ自然に飼いたい想いと、野放しにできない状況。
とてもいい勉強になります。

さて、今日は友人がマスターを勤める洋食の名店「おきな堂」で、長野県の若き画家塚田裕(ひろし)さんの作品展とサックスとピアノジャズコンサートがありました。


今度7/19(日)に、松本にある「あがたの森」で行われる彼の個展&ジャスの演奏会のプレイベントでした。


今回のプレートにうちのキャベツやズッキーニ、ナスタチュウムが使われたこともあって久々のジャズの生演奏に参加しました。


音楽と絵と美味しい洋食に野菜ともども参加できて嬉しかったです。


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家庭菜園の法則(NHKカルチャー講座)7月&みつろうキャンドル

2009-07-08 22:55:57 | 日々の自然菜園
本日のち、

今日はNHKカルチャースクールでの『美味しく簡単にできる無農薬・家庭菜園の法則』の日でした。

毎月その月のテーマ野菜や、無農薬栽培共通の法則を紹介しながら、家庭菜園の魅力をお伝えしている講座です。

室内ということもあり、3つある講座(「あずみの自然農塾」「Azumino自給農スクール」)の中でもっとも講義的な教室です。

家庭菜園は、無農薬・無化学肥料で育てる場合と異なり、教科書通りにいかないことが多々あります。

良かれと思ってやったことがうまくいかなかったり、どうしてこうなったのかわからないことだらけの家庭菜園。

この講座では、○○農法をお伝えするのではなく、無農薬栽培の共通事項や、栽培の基本をしっかり学んでもらいます。

家庭菜園での失敗の多くは、トップ3は、
1)肥料のあげすぎ
2)水のあげすぎ
3)野菜の性格を知らない、栽培がわからない
ということです。

今回12名の参加者が無農薬栽培の基本を学び、日頃の疑問を解決していく、そんな講座です。

昔、いろいろな人に教わったことが還元できて僕も嬉しいです。


話は変わりますが、
友人が最近結婚することになり、日本蜜蜂のみつろうでキャンドルを作ってみました。


できたのが、
です。


みつろうは、すすが出ず、火を点火すると蜂蜜の香りを漂わせます。
身近にいる日本蜜蜂のおかげで、友人を喜ばせることができました。

講座も蜜ろうキャンドルも、「喜ばせる」とこっちも嬉しくなる共通点があります。

大自然と、人の縁にとても助けられている今日この頃です。
ありがとうございます。


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ミニ田んぼ(ビオトープ)完成!!

2009-07-07 22:32:10 | 日々の自然菜園
本日時々、

今日は七夕で、満月。
しかも、旧暦の「少暑」。暑さが増した一日でした。

小麦を刈ろうと思うと、さっと雨が降って濡れてしまう~
天気がキープしてほしいものです。

先日、ついに頼んでいた「在来クロメダカ」が到着。
ついに、ミニ田んぼが完成しました。

日本在来の鳥「トキ」が絶滅したことは、みなさんご存じだと思います。
実は、トキ以外にも、絶滅危惧種はたくさんいます。
それも多くは田んぼの生物。


在来のクロメダカもその一つです。ちなみにクロメダカは、絶滅危惧種第Ⅱ類です。
これは、養殖のクロメダカです。

メダカの学名の Oryzias latipes は『稲の周りにいる足(ヒレ)の広い魚』という意味だそうです。

田んぼが基盤整備され、水路がコンクリートで固められ、
田んぼの生物の多くは、越冬する場所がなく、
しかも農薬・除草剤で生活もままならないのが現状の田んぼです。

トキが絶滅したのも、カエルやドジョウなど田んぼでトキが常食していた餌が枯渇したことも原因の一つです。

在来のクロメダカがもし近所にいたら交雑してしまい、
種の維持が難しくなるので、
スーパーでもらってきた発砲スチロールに田んぼの土、古い稲株、ワラを入れて小さな田んぼを作り、そこにメダカを放しました。


目高(メダカ)というように、目が高い位置にあり、泳ぐさまはかっこいいです。

ドジョウも探したのですが、近所にいなかったので、買ってしまいました。
一匹500円。
田んぼにいる種と違う「シマドジョウ」ですが、ミニ田んぼに放つと喜んで住んでくれました。


後で、近所の友人の田んぼにドジョウが自生しているのを知り、ショックを受けましたが、かつていたメダカもドジョウもペットショップで特注で買う時代です。

いま、小さな田んぼで自給用のお米を育てているのですが、
そこをビオトープとして冬水田んぼにして、ドジョウやメダカを自生できる田んぼにできたらと思っています。

環境破壊も、環境改善も小さな規模でできるところからやってみようと思います。


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ナスの育て方(梅雨時期)

2009-07-03 23:01:58 | 自然菜園の技術 基本
本日、のち
明日から小麦刈りを始めようと思うので、3日間は晴れてほしい。
日本の小麦刈りは、梅雨なので、タイミングを合わせて、早めに刈りたいものです。

さて、最近ようやく大きくなってきたナス。
うちが無理せず旬に栽培しているので、若干近所より遅めの摘果が始まる。


「摘果」とは、一つ目のナスの実(ナスビ)が、親指ほどに育ったときに果実をつまむ、とってしまうことです。


この時期の最初に成るナスの実の大きさが大切です。
花のうちに摘んでしまっては、ナスの樹があばれてしまうし、
ナスの実が大きくなってからでは、ナスの樹が負担がかかりすぎて、後々実をたくさんつける余裕がなくなってしまうからです。


が摘果前のナス。(品種:紫御前)


摘果後のナスです。

ナスには、今後も一杯実をつけてもらうように、下草を刈ってたっぷりマルチすることもお忘れなく!!


今日は、ゆうこさんの育てている食用花の一つ。
ナスタチュウムを使った生春まきが夕食でした。
ナスタチュウムなど、食用花をエディブルフラワーとして、最近のフレンチなどでは利用することがあるそうです。
ナスタチュウムは、食後さわやかなわさびの風味が口に残るので、生春まきの他、サラダや盛り付けにお勧めのハーブです。

●お知らせ
NHKカルチャーセンター(松本iCity教室)では、
毎月一回ほど以上のような実践的な無農薬栽培の講座を開いています。
もっと勉強したい方は無農薬栽培のコツを学ぶ短期講座↓

●『無農薬家庭菜園の法則』7/8~9/9 (水曜 13:30~15:30)
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html


★☆このブログで、取り上げてほしいことや、
知りたいと思うことなどございましたら、コメント欄にお書きくださいね。★☆

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遅ばせながら、サトイモ植え

2009-07-02 23:50:39 | 自然菜園の技術 基本
本日時々

今日やっと里芋を植えました。

去年の暮れに、研修生と去年採れた里芋をハウス内に埋め、種イモの越冬を行いました。
予定では、ナスの苗の芽出し(踏み込み温床)の後に踏み込み温床にて芽出しするよていだったのですが、
踏み込み温床でネズミの大発生が起こり、まさにネズミの温床と化し里芋を芽出しする場所を失い、他の仕事が忙しくハウスに埋めたままでした。

先日ハウス内をかたずけはじめてたら、里芋が地下80cmから芽を出していました。


せっかく研修生と埋めた里芋が生きていたので、
半日がかりで、スギナなどやせ地に生えてくる草がおおい茂る水田脇に植えました。



里芋は、半日日陰でもイモを太らせ、乾燥を嫌います。
去年は田んぼの畦にショウガと一緒に植えたところ、今までにない里芋の生育で美味しい里芋がたくさん収穫できました。

安曇野は里芋の北限で、余り近所でも里芋を育てている農家さんはなく、自家用で5株ほど育てる人がたまにいるくらいの風土です。

今回は、田んぼの畦がとても痩せていたので、大きくなった里芋にはとてもきびしそうな環境だったので、完熟堆肥をシャベルで2杯補いました。


直接種を蒔いても障害がないくらいの完熟堆肥でも、一応根に直接当たらないように深く埋めたのち、土で埋め戻した後里芋を植えました。



里芋という名の通り、お里で米を始める以前から育て常食されてきた里芋、今年も美味しい里芋を食べたいものです。

●お知らせ
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キャベツにアオムシ大発生!?

2009-07-01 23:02:32 | 日々の自然菜園
本日、ときどき

梅雨っぽい天候が続きます。
九州では、一日に2週間分もの雨が降ったそうで、がけ崩れなどが心配です。

最近の天気は、極端でいけません。
いつもならまだ花が咲かないだろう春野菜も、あっというまに蕾をつけはじめ、食べきらいないうちに食べ頃が終わってしまいました。

野菜にしてみれば、防衛反応でしょうか?早く花を咲かせて種をつけたくなるような異常な天気が続きます。

昨日からキャベツのアオムシとりです。
今までレタスがキャベツの脇にあったうちはそんなでもなかったモンシロチョウがが、一気にキャベツだけになってきた畑に卵を産んだようです。


アオムシは、食欲旺盛で、あっという間にキャベツの葉を食べ、どんどん大きくなっていきます。


今年は、キャベツをたくさん育てているので、アオムシもたくさん取れます。

の餌に、アオムシをあげたら喜んで食べました。
今まではつぶすのが嫌でカラスにあげていたアオムシ君が、今年からはの貴重なタンパク源になりました。

を飼うとアオムシも単なる害虫で終わりません。不思議な感じです。

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