無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然稲作・発酵コース(脱穀、そして不耕起田んぼへの導入の仕方)その2

2017-10-11 07:16:08 | 自然菜園スクール

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。


その1の続きです。




来年から不耕起予定の田んぼです。

引っ越して3年目、地域の信用を得るのに、数年以上。土作りや試験栽培に5年かかってようやくの不耕起再開予定です。

すでにレンゲがそだっており、その中に大麦の種まきをしてからのお米の脱穀なので、レンゲを痛めないように踏むところを気をつけながらの野良仕事です。



天日で14日間上手に干すことができました。




今回は、ハーンベスターの修理の甲斐があり、みんなで気をつけながら脱穀していきました。

この4アール(400㎡)の田んぼは、10アール換算で、平均9.5俵以上収穫できるように5年間育ててきた田んぼなので、なかなか今年も豊作で脱穀が終わりません。







みんなで協力しあいながら、片づけ=来年の準備を行います。

写真はないですが、スクール用の田んぼでは、来月から行う堆肥造り(発酵)用に稲ワラカットやワラ運びなどぬかるんだ田んぼでみんなで頑張りました。

1年目の田んぼは、5年目の田んぼと比べ、まだまだ地力や生き物が育っていないため、これからの田んぼです。


この田んぼは、不耕起栽培するために、レンゲ、麦が生えて来れるように、脱穀したワラを撒いていきます。




今回のお茶の時間は、濃い麦茶とショウガみたらし団子でした。




来年の田んぼ予定地は、ダイズを栽培しております。
このダイズは、今年の醤油・味噌加工(発酵)用です。

みんなで、味見にエダマメとして丹波黒豆をいただきました。



時間が微妙でしたが、みんなでもう一つの大岡の田んぼへ移動して、みんなで植えた亀の尾は、補植や今年の長雨で生育が遅れていたため、刈り取りはできなかったので、


でもササニシキの稲刈りを行いました。


つづく




2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

次回11/1(水)
・野菜の収穫・越冬保存のポイント/菜の花、野沢菜、ニンジン、ゴボウなど
・冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、有機物の種類と使い方、冬の米ぬか
利用法
・越冬野菜の越冬のコツ/保温材の使い方、モミガラ、ハコベ、ワラなど
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自然稲作・発酵コース(脱穀、そして不耕起田んぼへの導入の仕方)その1

2017-10-11 06:43:59 | 自然菜園スクール

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本日、のち
明日から雨模様なので、今日までにやってしまいたいことが目白押しです。


そんな中、間を利用して、先週末の3連休に田んぼの脱穀第1弾(長野市信更町)が無事終わりました。

※写真の田んぼ(プライベート、試験区)は来年から不耕起(耕さない田んぼ)に移行するもので、スクール用の田んぼは、雨のため、当日までに脱穀が終わっておりました。

3日前に雨が降ったり、朝夕結露するので、脱穀に合わせてはざがけ全体にビニールシートを覆っておくと安気です。






自然菜園スクールの自然稲作・発酵コースの田んぼでみんなで収穫した稲は、本科生で分配されます。

無農薬のお米の相場が、1㎏550~1,200円と高騰しており、現在、自然農法のはざがけ米(天日乾燥)になると1,000円は超えるので、自分たちで育てたこだわりのお米がモミ米で25kg程度手に入るのでお得なコースとなっています。

脱穀機から、お米の袋に移すことをみんなでできるように、やり方をお伝えし、自給するための、保存や販売に必要な技術の習得、そしてお米の重みを感じてもらいました。

このコースでは、自給用の稲を育て、保存し、食べる、そして加工(発酵)するところまで学ぶコースになっています。







足踏み脱穀機です。




種モミ用に別に刈り取った稲を混入をさけるために、足踏み脱穀機を使って脱穀します。




実際にみんなでやって体で覚えて行きます。




脱穀したものにはワラが混入しているので、フルイ分け、






唐箕で、ゴミや軽いモミを飛ばします。


つづく


2017年土内容充実で、
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今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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次回11/1(水)
・野菜の収穫・越冬保存のポイント/菜の花、野沢菜、ニンジン、ゴボウなど
・冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、有機物の種類と使い方、冬の米ぬか
利用法
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タマネギ育苗床にイチゴ&ニンニクを植える

2017-10-07 05:36:24 | 日々の自然菜園

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本日、

予報よりは大雨が長引かず、適度なお湿りになりました。この時期、秋野菜は大きくしたいので雨が欲しいですが、田んぼは乾かしたい時期(特に今年は)なので、ちょうど良い雨だったかと思います。これから数日晴れ間が続くので、ダイコンさんにはさらに生長を期待しております。


そろそろ、タマネギの定植期なので、タマネギの育苗も後半戦となりました。

最初に播いた苗たちは、すでに定植出来そうなまでに大きくなってくれました。


直植えセルトレイ、200穴タイプ


鉢上げセルトレイ、128穴タイプ


鉢上げポット苗

と現在、無農薬・家庭菜園でもタマネギがよく育つ工夫として、自然育苗の仕方を苗床に直接播くやり方から、バージョンアップしております。
ここ数年で、自然育苗の試験もだいたい終わり、ある程度確立できてきました。

育苗は、野菜の気持ちになることが基本なので、もっと野菜を知り、友達(共立)になる必要があります。

タマネギという野菜の生い立ち、品種改良など知れば知るほど、化学肥料に向いていたため、無農薬・有機農業では土作りや水やりといった根本からボトムアップしないとよく育たない野菜だと思います。

タマネギは、育苗から定植までがとても大切で、苗の大きさや定植の仕方によって、越冬率、秀品率が決まってきます。
無農薬で新鮮な苗は売っていないので、自分で育てるしかなく、今までそのやり方が家庭菜園では難しかったと思いました。
そのため、この10年間位の間、畑から遠くても、近くても、本数が少なくても、多くても対応できる自然育苗をテーマに生み出されたのが、これらのやり方です。







先日、ちょっと遅れましたが、タマネギ苗床にイチゴとニンニクを植えることができました。

タマネギ苗床の跡地は、イチゴの栽培と苗床になるので、そのコンパニオンプランツとしてニンニクも植えておきます。
タネ用ニンニクの苗床ともいえます。


ニンニクは、木嶋先生が提唱のつるつる植えです。

自然に生えてくるニンニクは、この時期薄皮はなく、つるつるの状態で土で待機しております。
寒冷地や不耕起栽培では、この一皮むくことで、根張りの良い大ぶりのニンニクになるので是非やってみてください。


イチゴ、ニンニク、タマネギが共存する苗代でした。

今後本格的な霜がくるまでは、ヘタに草マルチせず、裸地でイチゴを育て、根を深く張ってもらいます。
霜が本格的に降りる頃になったら、ワラや冬草でタップリマルチしてあげることで、霜対策、来年のイチゴの良質果実の収穫につなげます。

今年は、イチゴをハクビシンにたくさん食べられたので、来年は、その対策(ネットトンネル)も含めてあります。
今年は変な天気ですが、今後ハクビシン、イノシシ、シカなどの対策を含めて秋冬の畑にどんどん変わってきます。

今日から、1泊2日の自給自足Lifeスクールです。

キノコ狩り、栗拾い、お米の収穫、脱穀、新米を愛農かまどで炊いたり、
ミミズコンポスト(トイレ型)を作ったり、ロケットコンロを作る予定です。

自給自足Lifeスクールでは、持続可能な田舎暮らしをテーマに、栽培だけでなく、衣食住全般を泊まりがけで行います。



2017年土内容充実で、
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利用法
・越冬野菜の越冬のコツ/保温材の使い方、モミガラ、ハコベ、ワラなど
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雨降り前の刈り取り収穫(種編:トウモロコシ、花オクラ、ゴマ)

2017-10-06 19:12:06 | 日々の自然菜園

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本日、のち

今日はが降る前に、どうしてもやってしまいたい野良仕事を行いました。






まずは、トウモロコシの種子の収穫。

貴重な固定種のトウモロコシ「モチットコーン」の種子用のものを収穫しました。
交雑を避け、時期をずらしたトウモロコシをタネになるまで、獣にもやられず完熟乾燥させるのは一手間です。
この雨で、カビが生えないように、刈り取り、ネズミ対策をして干しておきます。

トウモロコシの花粉は、風で1㎞は飛ぶので、半径1㎞以内に他のトウモロコシがある場合は、隔離か、人工授粉によって交雑しないように育てます。

トウモロコシは、遺伝子組み換え作物(GM)の一つに選ばれているので、GM対策をしっかりしないと、自家採種することで、より被害を拡大させてしまう危険な作物です。
1年目は、被害者で済みますが、2年目は遺伝子組み換え花粉を撒き散らす加害者になるので、中途半端な自家採種は危険そのものです。ご注意ください。








花オクラのタネも、サヤがはじけそうなものは、雨の前に収穫し、雨の当たらない日の当る風通しの良いところに、収穫乾燥させておきます。

オクラのタネは、カビが生えやすいので、この点がポイントです。







サツマイモと混植しているゴマ「金ゴマ」は、タネが落ちないように慎重にハサミで刈り取りし、通気性のある容器もしくは、紙袋(段ボール)などで立てかけておきます。

ゴマの種子(花)は、一度に熟さないため、最初にできた種を乾燥させながら、追熟させていきます。


ハウスの中で、鳥と飛散を防いで追熟乾燥させてから、脱穀、ゴミとり(洗い)、さらに乾燥仕上げ調整です。

雨はありがたいものですが、一度濡れてしまうとカビたり、発芽してしまう採種の場合、注意しなければいけません。

今回は、曇りで風がない中、最適なタイミングで収穫(採種)できたのでホッとしております。

明日から、1泊2日の自給自足Lifeスクールです。

キノコ狩り、栗拾い、お米の収穫、脱穀、新米を愛農かまどで炊いたり、
ミミズコンポスト(トイレ型)を作ったり、ロケットコンロを作る予定です。

自給自足Lifeスクールでは、持続可能な田舎暮らしをテーマに、栽培だけでなく、衣食住全般を泊まりがけで行います。



2017年土内容充実で、
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城山公民館夜間講座「自然菜園入門講座」10月秋の土作り(堆肥)&夏秋越冬野菜のお世話のコツ

2017-10-05 08:59:00 | 出張菜園教室

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本日、


昨日は朝から農協の機械部の方が出張修理に来てくださり、ハ―ベスター(脱穀機)の調子を観てもらうと、
どこも異常なく、これは内部の部品が原因かもしれないから、部品の取り寄せで数日かかると深刻な結果になりそうでしたが、
「あ!これだ!」と機械部の方が、緊急停止ボタンが押されていることに気づく、初歩的なミスによりかからないと発覚。

人騒がせな騒動でした。お蔭で高い授業料でしたが、エンジンをかける時の注意事項、音による予想される原因箇所とその対処法、掃除とメンテナンスを教えていただき、また一歩機械とお友達になれた気がします。




そんなわけで、明後日からの雨の前に、最低限の脱穀を行ってしまいました。




もちろん、稲の育苗ハウスの耕す仕事も同時並行で行い、秋の荒起こしも終了できました。



昨晩は、長野市内の城山公民館で、夜間講座「自然菜園入門講座」10月秋の土作り(堆肥)&夏秋越冬野菜のお世話のコツを行いました。

現在、ビデオ撮りしているので、より多くの方に知ってほしく、力になりたいのでいずれは編集して、座学を動画配信できたらと今から準備しております。




昨日の前半は、秋の土作り(毎月その月のテーマで土作りのコツをお伝えしております)のテーマは、『堆肥』

無農薬野菜づくりで誰しもが「堆肥」、「完熟」などという言葉は知っていてもそれがどのように土作りに活かされるのか、どうすればよいのか、完熟の見極め方をご紹介しました。


そもそもどうして堆肥を入れるのか、土作りとは何か、究極の目的である「団粒構造」とはどのようなものかを基本から学んでもらいます。


そうすることで、やっていいこと悪いこと、野菜が病虫害に悩まされたり、生育不良になる根本が見えてきます。


堆肥と肥料の違いとそのメリットと使用上のコツを伝えた後、

堆肥の質と野菜の相性をお話しし、




完熟しているかどうか、チェックする方法とそのポイントを伝え、実際に匂いを嗅いでいただいたりしました。

堆肥を使うにしろ、その質、量、目的、使い方、それによって薬にも毒にもなるのが堆肥です。失敗と成功のカギになる堆肥についてじっくり学んでもらいました。


つる新種苗と共同開発の新発売の『自然菜園 緑肥mix』レギュラーのサンプル版も観ていただきました。
現在、市民農園版(1年草のみ)も近日中に発売予定です。

緑肥作物はこちらからつる新種苗に飛べます。



その後は、「旬の野良仕事」今月のテーマである夏・秋野菜の収穫、保存。




絵はヘタですが、タマネギとネギの違いを明確にし、どのように植えたらタマネギが大きくなったり、越冬しやすくなるのかを根に注目して解説させていただきました。


そのあとは、質疑応答の時間で、1時間以上にわたり、この講座の名物になってきております。

10月といえば、稲刈りや農繁期にもかかわらずご参加して下さった方々は、実に熱心で、ご質問もリアルな菜園の日常で困っている点やこれからやろうという意欲に満ちており、いやがおうなくできる限りわかりやすく、お役に立てるように、ご質問にお答えできればと思っております。

2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
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18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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次回11/1(水)
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みんなで稲刈り~

2017-10-04 01:01:49 | 自然菜園スクール

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本日、のちの予報。


先週末は、自然菜園スクール「自然稲作発酵コース」で稲刈り、脱穀を行う予定でした。




来年から不耕起栽培に切り替える田んぼでは、切り株の間からレンゲが発芽していました。

また水口付近のマコモの畦には、手ごわいキシュウスズメノヒエが自生しているため、畦焼きし、米ぬかを振ってあり、今後耕す予定です。

コナギは不耕起では生えにくいように、耕すと生える草、耕さないとはびこる草の種類がありますので、ただ単に不耕起栽培するのではなく、数年にわたる段取りが必要だと感じております。




段取りといえば、稲ワラ、モミガラ、畦草(種なし)と米ぬかで発酵させた水田用の完熟堆肥もその一つです。

今まで化学肥料農薬で育ててきた田んぼなどでは、田んぼに良い微生物が少なく、特に寒冷地ではワラをそのまま鋤き込むと分解されにくいものなので、
数年後には田んぼで生ワラが分解できるようになるまでは、ワラを堆肥化してから土に還したり、生ワラを鋤き込まない方が無難です。

人間だって長らく入院していたりすると、退院後は、リハビリや散歩から始めないと、フルマラソン(不耕起)は難しいように、ただ単に耕さないだけでは、身体(土)に無理をさせるだけだと思います。




今回は、2週間前にみんなで稲刈りした天日干しのお米を脱穀するはずでした。

よく乾燥していたので、さあ脱穀しようとした途端、




ハ―ベスターが動かない惨事に、、、。


早めのお茶休憩(豆乳おからドーナッツ))をして、気分転換した後、


もう一つの田んぼ(棚田)に移動しました




みんなで植えたシラケモチを手刈りました。


稲刈り後、地面が乾き切る前に、米ぬかを撒くのも私たちの自然稲作の特徴かもしれません。

稲刈り後、急激に乾き寒くなる田んぼに、米ぬかを撒いておくと、田んぼの微生物たちが米ぬかを発酵させてくれます。






みんなではざがけし、ブルーシートタイプの雨よけをかけることで、ゆっくり天日で乾燥させていきます。






機械が動かなかった分、時間が浮いたので、もう一枚の田んぼの稲刈りも進めました。

田んぼによって稲の太さ、重さ、田の乾き方が全くちがうのを体験してもらいました。

小さな棚田なので、バインダーなど機械刈りするよりもみんなで手刈りした方があっという間にきれいに想い思い刈れるので楽しいものです。


この棚田は、まさに日本の原風景の一つのようなちょっとした秘境です。

夕日を背に、稲刈りをするといやおなしに日本人、アジア人を感じます。

今回みんなで刈ったもち米で、醤油や味噌を造る際の空いた時間に、お餅をつき、食べる予定です。

お餅に、味噌や醤油、きな粉といったダイズや発酵食品をいただくのもこのコースの醍醐味になると思います。

明日は城山公民館「自然菜園講座」10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど
予定です。


2017年土内容充実で、
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城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
※現在2店舗のみ販売中~
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来年の準備着々(稲苗代ハウス&野菜育苗温床その後)

2017-10-03 12:26:31 | 日々の自然菜園

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本日、ときどき、


昨朝、ひょんなことから(イノシシ肉要るか?との電話でむかったところ)、獣害駆除で、罠にかかり処分されたばかりのイノシシ(♀)をドンと一頭丸丸軽トラに乗せていただき、一日解体、精肉を只管やっておりました。

田舎に移住してくるといろいろなことがありますが、昨日もその一例で、遊園地に行かずともワクワクドキドキの人生だなーと思いました。




そんなわけで、雨もあり、ハウス内の野良仕事を進めることしました。

今年の温床跡地に、在来ホウレンソウを種まきして発芽してきたタイミングで、根深ネギ苗第2弾の定植をしました。




現在、最初に播いたF1ホウレンソウとやタマネギ、そしてネギ苗と時期をずらして播いて植えてきたので、これで元温床は全部植えたことになります。

こうして、温床でネギを中心に作付することで、土はどんどん育苗土になっていきます。

セシウム検査が終わって数値をみて食べられるようであれば昨日のイノシシ肉とホウレンソウ、葉ネギで常夜鍋にしていただこうと思いました。


去年の温床(冷床)跡地での根深ネギも順調に少しずつ土寄せをしています。

ワラの下には、シマミミズがたくさん集まっています。ネギの根に誘われてきたのでしょう。ますます分解が進みます。



これは、今年新設の稲用の苗代ハウスです。

寒冷地なので、育苗中の苗はハウスで初期守ってあげる必要があります。


稲刈り直後に米ぬかを播いておいたハウス内では、




草払い機によって切り株も切り刻み終え、


今日明日なので、去年のワラやモミガラで造っておいた水稲用堆肥を撒きました。

去年まで化学肥料農薬で育てていた田んぼなので、まだ田んぼの微生物が元気を取り戻していないこともあり、苗代後に稲も育てたので、
しっかり1年間発酵分解を進めた完熟堆肥を撒いて補います。

そのままでは、紫外線と乾燥で死んでしまうので、


生の米ぬか、そしてクン炭を撒きました。

すぐに鋤き込もうとも思いましたが、調子の悪い脱穀機(ハ―ベスター)の修理などもあるので、今日明日の曇りを利用して、そのままにして好気状態で菌を元気づけてから浅く明日には鋤き込もうと思います。

農業にはタイミングがあり、そのタイミングを活かすと自然農法としての本来の「有機農業」になり、
タイミングを失って、ただ単に有機物をつき込むと、腐敗や無駄が生まれてしまいがちです。

できる限り、タイミングよく生き物が喜び、身体が楽で楽しい農にしたいものです。

今日は、雨が降ったり止んだり、変な天気なので、雨の合間を縫ってできる野良仕事をどんどん進めたい次第です。


2017年土内容充実で、
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城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
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新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
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踏み込み温床が、育苗土になるまでの冬野菜ハウス栽培(その4)現在の温床と育苗土の発芽実験

2017-10-01 06:39:59 | 自然菜園の技術 応用

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本日、の予報。
今日は、自然菜園スクールの自然稲作・発酵コースの稲刈り脱穀の予定です。


現在の温床、冷床跡地です。


温床2年目の冷床跡地のネギも徐々に土寄せされてきました。


今年の温床だった1年目のタマネギ、ホウレンソウは、


タマネギが発芽してきたので、


タマネギが半分隠れる程度の土寄せならぬ、土入れをしました。




ネギ苗(九条極太)も定植の時期に来たので、






ホウレンソウの間に、タマネギが植わっていない場所に


ホウレンソウ、ネギ苗を交互に植えました。

温床跡地では、ホウレンソウとネギ(タマネギもしくは、ネギ苗)を植えることで、ホウレンソウが美味しく育ちます。



ハウスの中では、発芽試験もしています。

プランタ―に、来年の育苗土(再生育苗土)を入れて、ホウレンソウ、カブ、ハツカダイコンを同時に育て、
育苗土が、発芽障害、発根障害、pH、養分、水持ち水はけなどをチェックし、来年育苗土として使えるか必ず確認します。

詳しくは、『自然菜園ハンドブック』p9をご覧ください。

というのも、育苗の失敗で一番多いのが、育苗土に問題がある時だからです。
市販の育苗土は、発芽実験や化学性、物理性などを確認済みなので、購入して種を播けばよいのですが、自作の育苗土は必ずチェックしないと失敗の元になります。


現在、種まきして2週間後の現在の状態です。

葉の色も、良好で、後7日ほど経ったら収穫して、食味、根の状態など確認し、約1~2カ月ハツカダイコン、コカブ、ホウレンソウが育ちきるまで経過をおっていきます。


温床もネギの土寄せが終わって、ネギを食べ終わった春先に、約1カ月の発芽試験を経て、育苗土として完成予定です。
温床を造って、タマネギ、ホウレンソウ、ネギ苗、根深ネギを育てて、結果育苗土になるといった感じです。

踏み込み温床は、発酵ガスが出て、健康な苗が育ち、電気も使わずいいところずくめですが、技術と体力勝負なところがあり、特に育苗土にするには失敗しやすいものでした。
まだまだ改良の余地やオプションなども考えられますが、10年の研究結果が、ようやく実を結んで皆様に公開できるところまで来ました。

是非、皆さんも実際に踏み込み温床の質問や育苗土について、このブログのコメント欄にお寄せ下さい。



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
※現在2店舗のみ販売中~
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