
現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
本日、


昨日からの長雨で、「自然菜園スクール 見学会コース」見学会前の外準備がなかなかできないのですが、
野菜たちは、久々の恵みの雨で、しっとりといい表情をしております。



春に植えきれずに、置きっぱなしのキャベツ苗がなんと手のひらサイズですが、しっかり美味しそうに結球しておりました。
根は、防草シートをちょっと貫通し、ただちょっと水分を吸っている程度の張り方だったのに、驚きました。
(というより、春から、水もやらず、そのまま放置していたので、なぜ枯れないのか?と見守っていたら、いよいよ結球し始めたので、長い経過を見守っておりました)
キャベツの特性も多分にあるのですが、今回の赤ポットは自家製の育苗土にも秘密がありそうです。


これは赤ポット同様、去年の育苗土の再生発酵土です。
余った苗や畦草(種なし)と土と米ぬか、鶏床で1年間熟成させてあります。




分解されにくい、生のモミガラも手で簡単につぶすことができます。
キャベツは、きっとこのモミガラなどに根で働きかけて、最低限の養分を吸収し、光合成し、結球したのでしょう。
自然育苗には、自家製育苗土も欠かせません。
発芽・発根障害が出ず、病虫害が出ないだけでなく、簡単に養分を放出せず、野菜の根が働きかけて努力することで、養分を遺憾なく出してくれる、そんな育苗土を目指して作ります。
自家製育苗土は、作ったものを必ず試験栽培してチェックしてから使うことが大切です。
材料の野菜がが良くても、漬物がうまいかどうかは、発酵次第のように、
実際に育ててみて、長期間の育苗に耐えられるのかを簡単な試験をします。
第一試験では、育苗土の質を観るために、ホウレンソウ、コカブ、ラディッシュを同時に育てます。

4週間前

今年のつくった育苗土で、ホウレンソウ、コカブ、ラディッシュが良く育っています。
葉の色も、病虫害もなくOKです。


実際に半分を間引き収穫すると、
根もまっすぐに白く伸びていますし、双葉も成長後、落葉しておらず、OKです。

収穫した野菜たちは食味で、育苗土の養分などのチェックできます。
季節外れのおかずにもなりますね。(笑)
食べてみた感じでは
化学的にいえば、pH5.5~6.5、EC1.0前後、CECは15前後かと予想しております。残りの2週間の栽培でさらに、わかってくると思います。

第一試験がチェックできたので、第二試験です。
市販と比較、土のブレンドにより、自家製育苗土の性質をもっとわかる、もしくはブレンド比率もわかる試験です。
この試験は昨日から始めました。

この土は、去年のミニマム温床の土を発酵させたものです。ぱっと観た感じまだまだ粗大な有機物が観れます。
腐葉土として使えるか試験中です。
自分で造ったものは、必ず試験栽培して野菜にどうか聴いてみることにしております。

今年の踏み込み温床の跡地でも、タマネギとホウレンソウを育てております。
ホウレンソウは、葉の色、育ち方、食味などでかなりのことを教えてくれますし、育苗土を育てながら野菜も育てることができるのは嬉しいことです。
野菜の育ち方、外見、味が育苗土の質をかなり正確におしえてくれるので、育苗土づくりが失敗したどうかわかることで、本番の育苗中に育苗そのものに集中できます。
自分で育苗土、育苗もできると楽しさ3倍です。
今度の現代農業でもそんな内容をご紹介する記事を現在書いております。お楽しみに~。
2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」
次回11/1(水)
・野菜の収穫・越冬保存のポイント/菜の花、野沢菜、ニンジン、ゴボウなど
・冬の土づくり/畑の片づけ方、土壌分析、有機物の種類と使い方、冬の米ぬか
利用法
・越冬野菜の越冬のコツ/保温材の使い方、モミガラ、ハコベ、ワラなど