ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

英語リーディングの科学

2011年06月04日 | 英語学習はミステリー

”読めたつもりの謎を解く。”という副題がついた、今まで、
疑問に感じていたものに、いくばくか、明確な回答をくれる
良書だと思います。

思うと書いたのは、正直、言って読み切れなかった
からです。読み切れないのにレビューを書いたことは
、本書が始めてですが、スキミングでも、
良書であることはわかる本でした。

何故、読み切れなかったというと、やはり、英語
教育者や研究者向けに書かれたものであるからと、
少々、自分に根気が無くなっているせいかも知れません。

6人の執筆者にはしがきのところで、「故郷の母親にも
わかるように」書くように依頼したというだけあって、説明
も非常にわかりやすく書けてます。

スキミングだけですが、ちょっと、内容にも触れると、単語数
と英文のカバー率の関係が出ていました。
見出し語数     英文カバー率
40,000       98%
10,000       95%
 5,000       86%
 3,400       76%
 1,700       71%

自分の見出し語数だと、86%以上はありそうですが、本当に
そこまで理解しているのか、ちょっと、不安です。
ただ、面白いのは、72%の単語を知っている場合として、
たとえば、Peter had not (   )anything,...という文章が
出ていて、97%だと、上記かっこの中の動詞、stolenまで
わかるので、理解ができるというのは説得力があります。

また、”多読で、語彙知識が増えるか”ということにも、魔法の
ように増えるわけではない。5~15%だけで、最低、10~
12回は文中で出会う必要があるとのことです。

また、何かの折に、じっくり、読み返したいものです。

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