フェルメールの名前のはいったミステリーを見つけたので、思わず、また、
読んでみた。
しかし、ちょっと、しまったと思った。
理由は、小学生が主人公で、ヤングアダルト向けのものだったからだ。
しかし、2005年のアメリカ探偵作家クラブのエドガー賞、アガサ賞の
児童書部門の受賞作というだけあって、物語の発想は素晴らしかった。
特に、最初に、3人の人物へ送られた下記手紙の書きだしなどは、
わくわくしてしまう。
”親愛なる友へ
数世紀前に侵された罪をあきらかにすべく、あたなのお力をお借りしたい。”
フェルメール作品は、35枚描いたとされるが、9枚は彼の作品ではない
というのである。
また、ペントミノという12個のピースからなるパズルの使い方もすごい。
ただ、大人が読むには、やはり、辛い部分があった。
この発想や題材から、シャーロック・ホームズのように、大人にも子供にも
受け入れられるように書いても良いのではないかとも思った。
チャールズ・ホイ・フォートという、超常現象研究の先駆者的作家の登場
もあるが、ちょっと、余計な気もした。
また、ブラッド・ピットが、プロデューサーで、映画化も決定しているとあるが、
その後、具体的な記事がないようだ。ブラッド・ビッドはチリの炭鉱事件も映画化
したいと言ったり、いろいろ意欲はあるようだが....
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます