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ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

フェルメールの暗号(ブルー・バリエット)

2011年06月11日 | 海外ミステリー(和書)

フェルメールの名前のはいったミステリーを見つけたので、思わず、また、
読んでみた。

しかし、ちょっと、しまったと思った。

理由は、小学生が主人公で、ヤングアダルト向けのものだったからだ。

しかし、2005年のアメリカ探偵作家クラブのエドガー賞、アガサ賞の
児童書部門の受賞作というだけあって、物語の発想は素晴らしかった。

特に、最初に、3人の人物へ送られた下記手紙の書きだしなどは、
わくわくしてしまう。

”親愛なる友へ
数世紀前に侵された罪をあきらかにすべく、あたなのお力をお借りしたい。”

フェルメール作品は、35枚描いたとされるが、9枚は彼の作品ではない
というのである。

また、ペントミノという12個のピースからなるパズルの使い方もすごい。


ただ、大人が読むには、やはり、辛い部分があった。

この発想や題材から、シャーロック・ホームズのように、大人にも子供にも
受け入れられるように書いても良いのではないかとも思った。

チャールズ・ホイ・フォートという、超常現象研究の先駆者的作家の登場
もあるが、ちょっと、余計な気もした。

また、ブラッド・ピットが、プロデューサーで、映画化も決定しているとあるが、
その後、具体的な記事がないようだ。ブラッド・ビッドはチリの炭鉱事件も映画化
したいと言ったり、いろいろ意欲はあるようだが.... 

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