新聞書評で選んだ英国推理作家協会賞受賞のミステリーだ。
裏表紙の説明が、ちょっと、やりすぎている。一番、最後の
クライマックスの内容が書かれているのだ。巨匠の代表作
とも謳っている。
確かに、一番、盛り上がるときなのだが...
それだけ、ストーリー的には、少々、ごったごった感が
あった。詰め込みすぎ、ミステリーではあるが、謎解きも
無理やりすぎていて、あまり、頭に入ってこない感がある。
会話も、英国的な皮肉に満ちていて、わかりずらいくらいに
なっていた。
しかし、魅力がないわけではない。やはり、元スパイだった
主人公の魅力は無視できない。
また、著者は、飛行士だっただけに、飛行シーンが多々
出てくるが、それは、詳細であり、表現も見事だった。
最後の戦いのシーンも、面白かった。
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