★飛び込み記事です★


■鯉の刺身、鯉の卵まぶし
美しい! あえかな桜桃色に、金茶色の粒が光る。
鯉の刺身に、卵をまぶし、エディブル・フラワーを少しだけ。

手皿にとると、その魚体のもつ、あえかな色に見惚れます。
鯉は、誰にこの色を貰ってきたのでしょう……この色は命があったものから、実に見事にしめたからこそ、残る色です。美しい……。
口にすると…コリッとした、鯉の強さが最初に。
ついで拡がる、ゆたかな風味。魚の甘さ! 土の野趣は、遠くにアクセントのように在るのみ。
この鯉は! どうしてこんな香りをもてる? 静かな風味だから、卵の繊細さを判らせることができる。
どうして? 鯉の洗いが持ち得ない繊細さをもちながら、鯉であることを止めていない……。
魔法を食べているように感じるけれど、これはヒトが料したもの。ヒトの努力が造った味…。
徳山鮓に伺う度に、私が涙ぐむのは、ヒトの仕事の限りなさです。
ヒトはその先にいけるのだ、私もいかねばならない、頑張ろうっ…て、励ます力を受け取るからです(微笑)。
驚嘆しながら三口ばかり。(笑)
空にした、お皿をしみじみ、魅入ります。

こういうお料理を盛るために焼かれたであろう、高台。

下げる時にしか見ることのない裏面にも描かれた紋様。
器は料理の着物だといった、魯山人の言葉を思い返す、想いの籠った器が、徳山鮓には多々あります。
ああ、この器は、このためか…そう気づくのも、楽しいことなのです。
二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。

にほんブログ村 今日食べたもの


■鯉の刺身、鯉の卵まぶし
美しい! あえかな桜桃色に、金茶色の粒が光る。
鯉の刺身に、卵をまぶし、エディブル・フラワーを少しだけ。

手皿にとると、その魚体のもつ、あえかな色に見惚れます。
鯉は、誰にこの色を貰ってきたのでしょう……この色は命があったものから、実に見事にしめたからこそ、残る色です。美しい……。
口にすると…コリッとした、鯉の強さが最初に。
ついで拡がる、ゆたかな風味。魚の甘さ! 土の野趣は、遠くにアクセントのように在るのみ。
この鯉は! どうしてこんな香りをもてる? 静かな風味だから、卵の繊細さを判らせることができる。
どうして? 鯉の洗いが持ち得ない繊細さをもちながら、鯉であることを止めていない……。
魔法を食べているように感じるけれど、これはヒトが料したもの。ヒトの努力が造った味…。
徳山鮓に伺う度に、私が涙ぐむのは、ヒトの仕事の限りなさです。
ヒトはその先にいけるのだ、私もいかねばならない、頑張ろうっ…て、励ます力を受け取るからです(微笑)。
驚嘆しながら三口ばかり。(笑)
空にした、お皿をしみじみ、魅入ります。

こういうお料理を盛るために焼かれたであろう、高台。

下げる時にしか見ることのない裏面にも描かれた紋様。
器は料理の着物だといった、魯山人の言葉を思い返す、想いの籠った器が、徳山鮓には多々あります。
ああ、この器は、このためか…そう気づくのも、楽しいことなのです。
二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。

にほんブログ村 今日食べたもの