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過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

徳山鮓、水無月3:感動を食す…鯉

2018-06-04 17:40:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★





■鯉の刺身、鯉の卵まぶし

美しい! あえかな桜桃色に、金茶色の粒が光る。
鯉の刺身に、卵をまぶし、エディブル・フラワーを少しだけ。



手皿にとると、その魚体のもつ、あえかな色に見惚れます。
鯉は、誰にこの色を貰ってきたのでしょう……この色は命があったものから、実に見事にしめたからこそ、残る色です。美しい……。

口にすると…コリッとした、鯉の強さが最初に。
ついで拡がる、ゆたかな風味。魚の甘さ! 土の野趣は、遠くにアクセントのように在るのみ。

この鯉は! どうしてこんな香りをもてる? 静かな風味だから、卵の繊細さを判らせることができる。

どうして? 鯉の洗いが持ち得ない繊細さをもちながら、鯉であることを止めていない……。

魔法を食べているように感じるけれど、これはヒトが料したもの。ヒトの努力が造った味…。
徳山鮓に伺う度に、私が涙ぐむのは、ヒトの仕事の限りなさです。
ヒトはその先にいけるのだ、私もいかねばならない、頑張ろうっ…て、励ます力を受け取るからです(微笑)。

驚嘆しながら三口ばかり。(笑)
空にした、お皿をしみじみ、魅入ります。



こういうお料理を盛るために焼かれたであろう、高台。



下げる時にしか見ることのない裏面にも描かれた紋様。

器は料理の着物だといった、魯山人の言葉を思い返す、想いの籠った器が、徳山鮓には多々あります。
ああ、この器は、このためか…そう気づくのも、楽しいことなのです。


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徳山鮓、水無月2:鯖の熟れ鮓に飯トマト!

2018-06-04 17:17:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★



■鯖の熟れ鮓(なれずし)

中心には吉田牧場のカチョカバロを、生で削ったものを巻き込んでありました。
左はトマトと飯(いい)を合わせたソース、右はフレッシュトマト。奥には実山椒を砕いて。

カチョカバロを焼かずに削ると、雪のようなミルク感がありました。
これを熟し鯖と合わせると、こんなに豊かな風味はあるだろうか!と、ドキドキします。

鯖がきれいで、しめさばといったら、そうか?とも思う……だが味わいは深く、何かが違うと、気づくはずです(微笑)。



この! 熟れ寿司を漬ける飯(いい)とトマトを合わせた、ふわふわのソースが♪♪ 感動する旨さです。
トマトはグルタミン酸、アスバラギン酸を含む、旨味の宝庫とわかっていても、それを発酵の飯とあわせる、ゆたかな着想に胸うたれます。

熟れ鯖とトマトと飯。この三つを合わせた、ヒトの才の素晴しさ。それに出会える幸せに感謝します。

フレッシュトマトを含むと、さらっと熟れ鯖の気配が洗われて。酸味が気持ちよく拡がります。
熟れ鯖にチーズ、実山椒を合わせると、強さが口中に拡がります。様々な味わいがある、宇宙のような一皿に、やられた!と思います。

伺う度に、学びが尽きない。幸せなことと思うのです。



お酒は七本槍の特純に。このお酒は、桜の盃に注がれます。
ほれぼれと、味わって。
日本の喜びを思うのです。



湖の水の揺らぎを感じるような、お皿を前にして。今日のお作りは何かしら?と、思いめぐらします。

余呉湖に面した硝子には、夕闇が近づきつつも、日の名残を感じる、黄昏時になってきました。


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徳山鮓、水無月1:うの字の飯蒸し

2018-06-04 16:16:00 | 日いづる国の伝統食
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■鰻、飯蒸し(いいむし)

始まりは優しい飯蒸しから。
一気に気持ちが掴まれます(微笑)。
むっちり風味の載った鰻が、トロォリの餡とともに、飯にのる。飯のもつ甘さ、しっかり存在感があるのに、添うしなやかさ。
飯蒸しという文化を生み出した、古の料理人に頭をたれます。

豊かな日本の食文化を、愛しく思うのです。


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徳山鮓、水無月:快晴に迎えられる

2018-06-04 16:00:00 | 日いづる国の伝統食
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眩しい陽射しが輝く日。四度目の余呉は、初めての快晴でした。
余呉湖が、緑の中に鏡のように静まっていく…。
風に吹かれて、夕暮れを待つ。

日々の暮らしとは、違う時間が、私には感じられました(ニッコリ)。



夕闇が迫る頃、余呉湖は静かな面をみせてくれます。風が静まり、水鏡のような気配が宿ります。



初夏の風に吹かれて、先ずは一献。
七本槍(滋賀県)が、徳山鮓に納めてくれる「紫霞の湖、しがのうみ」をいただきます。
初夏、水無月にこちらに伺うの初めてです。発酵の学びの時間がはじまります。
■徳山鮓、滋賀県長浜市余呉町川並


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琵琶湖の幸、海と山の季節を食す7:握り三昧

2018-06-04 12:08:00 | 日いづる国の伝統食
割烹料理を分けていただいてきました。最後に少し、季節の味をお任せで、握ってもらいました。

問われるままに、このあと、徳山鮓にいくことを話したら、鰻はやめておきます、との気遣い。同じ滋賀に暮らす職人気質を感じました。



ユニークな! がりは一本漬けとは!



■鱧の握り



■鮒寿司の握り
ひさご寿司の甘めのシャリにあわせて、鮒寿司はカネ正(東近江市)さんに漬けてもらっています、と話す、郷土の食。まろやかな深さでした。



琵琶湖由来の蜆汁。



■活鮎の握り
これも初めて食す味。
ほの苦さ、蒼さを意識する、独特の存在感がありました。

季節感ある食材を、伝統と新しさをそれぞれに寄せて、活かしてくれる。
学びある、楽しい食でした。
■ひさご寿司、近江八幡市


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琵琶湖の幸、海と山の季節を食す6:茄子田楽の遊び心

2018-06-04 05:15:00 | 日いづる国の伝統食


■東川茄子雲丹田楽

お品書きをみていて、ワクワクっと挑戦です。
本当に!茄子を紫を活かして揚げて、雲丹をとろぉりと、載せてありました。
これは何とも風流な、遊び心に満ちていました。
彩りを楽しみ、着想の自由さに驚く品でした(ニッコリ)。


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琵琶湖の幸、海と山の季節を食す5:天婦羅も!

2018-06-04 05:02:00 | 日いづる国の伝統食


■天然小鮎のてんぷら (ぽん酢、抹茶塩、天つゆにおろし)

こちらも間違いのない品です。
初物尽くしで、幸せな時間でした。寿命を一気に延ばします(笑)。

鮎をいただくと、六月がきたっと、感じます。
さくっ…きれいな魚と緑の香り。しみじみする味です。


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琵琶湖の幸、海と山の季節を食す4:じゅんじゅん?

2018-06-04 04:59:00 | 日いづる国の伝統食
鮎のせごしの旨さに惚れて、鮎料理を続けていただきます。るん♪



■琵琶湖天然小鮎 じゅんじゅん

滋賀県の郷土料理の「じゅんじゅん」を楽しみにしていました。
「鍋で、じゅんっと音をたてるから」との由来のお話です。
湖魚でも、山のモノでも、地元の丁子麩、赤こんにゃくと、甘塩ぱく煮て、卵を流して、との調理法でした。



鮎の香りが、小さいのにしっかりして。つゆの味にも、卵にも負けません(微笑)。
香りののった、つゆをすすると、ご飯が欲しくなる(笑)。寿司屋の禁断メニューでした。やるな。


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