棚田からの帰路、ハグロトンボにであった。図鑑のハグロトンボの尾はグリーンのメタリック色だったが、この個体は尾も黒かった。はたしてハグロトンボなんだろうか。どちらにしてもこのタイプは記憶にない。
シジミチョウは奇形だった。左の前羽がやや小さい。それでも飛翔は不自然を感じさせずに元気だ。後羽に突起があるからウラナミシジミかな。現役の頃を思い出した。
さて、三日前のとんでもない落し物を確認にいった。びっくりしたのは元の姿を失っていたことだ。一見、焚き火跡の炭のようでもあるし、周囲に落ちている桑の実を寄せ集めた風にも見える。良く見れば蛆虫がうごめいてはいるが・・・。そう、三日前はギンバエが群がっていたのだ。
垣間見ることの少ない出会いだったが、どこから来てどこに行くのか知らないが命の営みというものには感心させられる。でも自然に後始末を任せて知らん振り、なんてことは多いんだろうなと昨今に想いもはせた次第。