トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

命の営み

2009-06-13 | 小父のお隣さん

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 棚田からの帰路、ハグロトンボにであった。図鑑のハグロトンボの尾はグリーンのメタリック色だったが、この個体は尾も黒かった。はたしてハグロトンボなんだろうか。どちらにしてもこのタイプは記憶にない。

 シジミチョウは奇形だった。左の前羽がやや小さい。それでも飛翔は不自然を感じさせずに元気だ。後羽に突起があるからウラナミシジミかな。現役の頃を思い出した。

 さて、三日前のとんでもない落し物を確認にいった。びっくりしたのは元の姿を失っていたことだ。一見、焚き火跡の炭のようでもあるし、周囲に落ちている桑の実を寄せ集めた風にも見える。良く見れば蛆虫がうごめいてはいるが・・・。そう、三日前はギンバエが群がっていたのだ。

 垣間見ることの少ない出会いだったが、どこから来てどこに行くのか知らないが命の営みというものには感心させられる。でも自然に後始末を任せて知らん振り、なんてことは多いんだろうなと昨今に想いもはせた次第。

 

 


今日もドロンコ

2009-06-13 | 水辺環境の保全

 いささかくたびれてきた。今日もドロンコの半日、実は午前で切り上げて拠点の小屋で昼飯を食い、真竹林に黒竹林から「収穫中止」のたて看板を移して、3人で四方山話で一服というわけ。

 棚田も田んぼらしく格好がついてきたが、作業者はくたびれて格好が悪くなってきた。泥だらけ、ヨレヨレでは「花の中高年」とはとても言えない。

 棚田1は沢からのかけ水を小水路を作って田に入るようにした。これで多少は水温が上がり酸素の溶存度も高まるだろう。何よりも浅い小水路はサワガニの格好の住処になるのだ。

 ついでに鍬で起こして代掻き風に作業をし、見た目は田植え前の田んぼらしくなった。6枚とも豆トラで耕転・細土したいのだが、今は運び上げる元気はなし。

 2と3の棚田はようやく畦の土盛りが終了した。中の写真は棚田6である。帰路、新しく掘りあげた溜池でモリアオガエルが産卵していた。卵塊は大小3つある。ちょっと顔がほころぶ。

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初夏だあ!

2009-06-13 | 小父のお隣さん

 棚田へ出かける途中で、何気なく足元をみたら目に飛び込んできた。「ああ」と思って周囲を見渡すとここかしこと花穂を上げている。

 ネジリバナなんて子供の頃は呼んでいたが、社会人になっで施設の芝生を管理している時も咲いているのに出くわして、芝刈りを躊躇させられた思いがある。今は草刈りを躊躇して、花が終わってから刈り払う。

 「私はここよ!」なんて言わないが、そんな風に感じた色彩だ。「もしや」と思って斜面に目を転じると、やはり咲いていた。ハナトラノオである。こちらは白一色で地味だが暑い時は一服の清涼剤である。

 で、思い出してビワの木まで立ち寄った。今年は何とか熟す直前まで実が残ってくれた。栽培品と比較すると果肉は硬めだが酸味がはっきりしていて初夏の果物に相応しい。

 モジズリ、トラノオ、ビワなどは小生が初夏を実感する季節の植物だ。

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