沢の水路に侵食防止の土嚢を先日積んだばかりだが、一夜の雨で水溜りが土砂で埋まってくれた。これで川床が上昇して光が届きやすくなった。しかし考えてみると侵食された土砂で埋め戻された訳だから、侵食の現実は激しいものだ。土嚢だけでは落差が大きいので中間に丸太で段差を加工した。これで傾斜が緩やかになり水生生物の生活も楽になるだろう。
上流部も段差工を施した。先日、川床の土砂を少しばかり浚ったら、一夜の雨水で更に底が抉られてしまった。関わって実感することだが自然界のバランスはデリケートだ。段差工を施したことで少しは安定してくれるだろう。
まだ下流にこの倍の施工長さが控えている。倒木を玉切りして流路の底に埋めるのもけっこう大変だ。半日で撤退した。