拠点近くの疎林の下草を刈る。笹やノイバラ、イタドリなどのさばっていた種類も勢力を減じてきたから全面刈り払いでなく、部分的に選択して刈ればすむようになって、結構ラフな草刈りとなってきた。
下草として繁殖しているのはフユイチゴが目立つが、落葉樹の幼樹も散見できるようになった。これらを掘り取る人はまずいないが、蕾が膨らむ直前の山百合は何本か抜き取られていた。それらは60cm位まで丈を伸ばしたのは確認して刈り払われないように竹を横に刺していたものだ。
この時期に掘り取っても枯れるだけだし、球根を食べるにしても衰えていておいしくはない。呆れるしかないが「山に入ってほしくない輩がまず入ってくる」という図式は諦めるしかないのだろう。
再生を試み始めた棚田も水生生物が増えてくれば採集者が入るのか、外から持ち込んで放流されるのか、とどのつまりはそんなとこだろうか…。やりきれない一日だった。