トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

残りは2枚

2009-06-18 | 水辺環境の保全

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 ようやく2段目の棚田の代掻きが済んだ。泥をならしたら水位がわずかに低いので、配水管の位置を数センチ高くした。調整後の水位の確認は明日以降だ。残りは2枚となったが、2段目の棚田と比較すると面積は4倍だ。いささかげんなりしてきた。

 泥の上に生き物の這いずった痕ができていた。よくみたらカワニナだった。数個体しか確認できなかったが、よくもまあ葦原の中で生きながらえていたものだ。蛍の繁殖には個体数が不足だが生存できる環境は確認できた。この谷に蛍が乱舞する風景も実現可能だ。ちょっと夢が膨らむ。こういうことで苦労がかさむのだなあ。けっこう浮気性だと思ってしまった。

 周辺の林内にコクランが点在していた。昨年に気がついて花の時期を逸したから名前は不詳でいたのだ。本当に地味な花だが良く見ると蘭科特有の凛とした花姿がある。