ようやく2段目の棚田の代掻きが済んだ。泥をならしたら水位がわずかに低いので、配水管の位置を数センチ高くした。調整後の水位の確認は明日以降だ。残りは2枚となったが、2段目の棚田と比較すると面積は4倍だ。いささかげんなりしてきた。
泥の上に生き物の這いずった痕ができていた。よくみたらカワニナだった。数個体しか確認できなかったが、よくもまあ葦原の中で生きながらえていたものだ。蛍の繁殖には個体数が不足だが生存できる環境は確認できた。この谷に蛍が乱舞する風景も実現可能だ。ちょっと夢が膨らむ。こういうことで苦労がかさむのだなあ。けっこう浮気性だと思ってしまった。
周辺の林内にコクランが点在していた。昨年に気がついて花の時期を逸したから名前は不詳でいたのだ。本当に地味な花だが良く見ると蘭科特有の凛とした花姿がある。