漬物で育った小生としては、無性に漬物が食べたくなる時がある。漬物樽を置ける生活ではないから思い立っては少量作るのだ。
糠漬けは夏に駄目にしてしまう事が多く、冷蔵庫保存では風味が落ちる。塩糀で漬けたものは、不味くはなかったが塩味が勝った。塩糀は添加物、隠し味が良いように思える。
そこで今回は酒粕で漬けてみたのだが、従来の粕漬けに、砂糖、味醂、味噌など入れてカスだけではない「香壽漬け」としてみた。珍しく思った以上の美味しさだったが、糠床とは異なるから、手入れが確定しない。まあ、味噌を入れたのがミソなのだが…。
今の所は、朝晩撹拌などせずに常温放置だけれど、気温が上がってくると腐敗やカビの発生で廃棄せざるを得なくなるか判らない。美味しさは抜群だが、無精者には手入れがネックで、美味しいところを頂くには、それなりの手間隙がいる。