エノキを植栽した一画の整地をする。昨年の初冬に猪が掘り返してボコボコにされた部分である。竹の集積放置地だったのを、腐食が進んだからオオムラサキ専用の食草園を目論んでエノキを植えたのだ。
植栽する時にも多少の整地は行ったから、歩いたり刈り払いに不自由することは無かったのだが、掘り返された結果、埋没していた竹の断片が散乱し、その上、凹凸が激しくなり、歩くのも刈り払いにも危険の要素が高まってしまった。
刈り払いの季節を前に、作業を行い易いように断片を集めて片付けた。鍬で表面を慣らして完成としたが、見違えるように歩き易くなった。これで刈り払い作業も安心して行えるだろう。人間や猪を問わず、森づくりや里山整備に関与しないで利用してくる存在は、概ね厄介だけを残していく。
先日、周辺で森づくりや里山整備活動をしている10団体と県担当部署で会議が行われたが、一番長く時間を消費したのは「荒らされる」とのボヤキだった。「打つ手は無い」と判っていても鬱憤やるかた無いのである。「ウッフン!」は無い。