食べたい訳ではないけれど、タラノキを11本移植した。実生樹で森を形成したいので、発芽した幼樹を大切に育ててきたが、そろそろ間引きの時期になって、大量に発生したカラスザンショウを間引いたのだ。
その中に3割ほど混在していたタラノキが目立つようになってしまい、3~4年生ともなると更に目に付いてしまう。結局は総て新芽を採られ、早晩枯れ死するのがオチなのだ。
どうせ枯らされるのならと、拠点の広場周囲に移植した。山菜として収穫が目標ではないけれど、フイールドの現状では種子を拡散できる母樹まで生き永らえる事は難しく、どうしても意図的介入が必要だ。
フキノトウもトウ立ちするまでに消えるし、ウドは全く確認できなくなった。山菜ではないが、桃色の花をつけていた雪割り草も日数を置かず持ち去られている。瓦礫の処理は受けないが、こういうことは進んで介入するのが人の業というものなのか。