トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

沈砂池の掘り上げ

2013-10-09 | 水辺環境の保全

Photo  トンボ池の沈砂池の泥浚いをする。一坪程度の面積だが、この機能が在ると無いとでは雲泥の差なのだ。

 土砂の掘削は腰に負担が来るから好みではないのだが、トンボ池全体が土砂で浅くなることを防げるなら致し方が無い。小さな手間で大きなリスクを回避するのは危機管理の常套だ。Photo_2

 ついでに堤から滲み出る水を集める集水路兼放流路の堰の構造を変えた。今までは木製の樋を使用して流していたのだが、底部の丸みで漏水が度々起こる。業を煮やして半割丸太にVカットを施して二本並べた。この方が排水性能も漏水防止にも効果が高い。


*黄泉路吟行「多くの臍道」

2013-10-09 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

芭蕉翁 吟

      名月はタンク数えて夜もすがら

      野ざらしで汚水の地下に染む地かな

      古池の蛙とびだす汚染水

      しずしずと岩に染み入る汚染水

      漏水を集めて早し地下水脈

鬼貫 吟

      汚染水捨て所無く無視の声

      裂けカラに見るカラに汚水散りカラに

      ぎゅうぎゅうと厭きの浜なり樽の山 

      にょろにょろと汚水地を行く冬土壇

      止め止めと言えど指針が振り切れる