トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ちっこい一匹でも日の丸

2014-06-25 | 小父のお隣さん

Photo  漏水根治作業が終わり水路に落ちた土をジョレンで引き上げた時の事、ムニュムニュと這い出した生物がいる。まだ成熟していないホトケドジョウだった。

 成熟体数匹は確認したことがあるが、このサイズは初めてである。嬉しいのなんの「繁殖している」確認が出来たのだ。体温で火傷させたくないから最短時間で水に返そうと撮影したら、見事にピンボケだった。これは致し方ない…。Photo_2

 漏水根治作業を終え、水見回りしたところ今度は成熟体が水切れ寸前の水路で蠢いていた。体長は150mm、太さは親指大の立派なサイズだ。写真は見分けがつきにくい写りだが、麦わら帽子で捕獲して上部の池に放流する。

 泥浚いでヤゴやオタマジャクシなど陸に引き揚げられてしまう事は毎度といえば毎度なのであるが、小泥鰌が存在するとなると泥浚いもウカウカと出来なくなった。


湛水量復活

2014-06-25 | 水辺環境の保全

Photo_7  漏水根治作業を開始する時の泥水池3の水位、面積の半分以上で底が顕わになっていた。この時の水際線が左の竹の位置。

 二か所の漏水根治作業を終え、翌日には湛水面積が増えた。流入水量が減少中なので満水位とはいかないが、水底を顕わにする事態は緩和された。Photo_8

 泥水池の総面積は標準宅地一軒分ほどであっても、戻ってきた生物の種類は馬鹿に出来ない。とは言え「水辺の管理」は想像以上に手間暇要する事柄だとは思ってもみない事だった。

 「水辺を増やせば生物が増える」と簡単に表現されるが「維持管理」の労力は挿入されていない。作業をする立場からは「水辺を増やせば作業も増える」これが真理である。

 相手は「みずもの」だし、そして小生は自転車操業の「水商売」。きっと歳と共に「苦界」に感じるようになるのだろう。あの「スイスイ、スイダラダッター、スラスラスイスイ」のようにはいかない。


ヒョウモンエダシャク

2014-06-25 | 小人閑居して憮然

Photo_3  「新種のヒョウモンチョウ」と思った。ところが日向に出ず影の方向にばかり行くのだ。撮影しようとストーカー行為をする小生に向かって服に飛びつく始末だ。

 「窮鼠猫を噛む」あるいは「窮鳥懐に入らずんば云々」の有様になって、結局はピントのボケたこの写真だけ残った。服に飛びついた時、触角を確認できた。羽状触覚だった。

 すべてが氷解する「タテハでなかった。蛾だ…」。もう本当に紛らわしい。あの心臓の拍動は不整脈になってしまった。