ヒオドシチョウの幼虫が大発生し、丸坊主になったエノキに新葉が出てきた。
写真の樹高は250㎝程で、食害が酷かった1本である。他の木はここまで食べられてはおらず、30%程度の食害だろう。孵化した幼虫は数知れず、かなりの数がヤマガラの餌食になったものの、「ここにも、あそこにも!」と指させるほど蛹になった数も多かった。
ところがである、羽化した蝶は一頭だけ確認できただけで、蛹の90数%は捕食されてしまった。シリアゲムシの餌食になったのが多いと思っているが、蛹の外殻までも結果的には大きさを減じつつ無くなった。外殻も食料として生かされているのか…。
右の写真はバイオトイレの庇部分で、この条件下では鳥類の捕食行為ではないだろうと思える。結局、羽化できたのは1%以下と言うような数に違いない。乱舞を期待していたのだが…。