トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

食物連鎖

2014-06-02 | 感じるままの回り道

Photo_7  ヒオドシチョウの幼虫が大発生し、丸坊主になったエノキに新葉が出てきた。

 写真の樹高は250㎝程で、食害が酷かった1本である。他の木はここまで食べられてはおらず、30%程度の食害だろう。孵化した幼虫は数知れず、かなりの数がヤマガラの餌食になったものの、「ここにも、あそこにも!」と指させるほど蛹になった数も多かった。Photo_8

 ところがである、羽化した蝶は一頭だけ確認できただけで、蛹の90数%は捕食されてしまった。シリアゲムシの餌食になったのが多いと思っているが、蛹の外殻までも結果的には大きさを減じつつ無くなった。外殻も食料として生かされているのか…。

 右の写真はバイオトイレの庇部分で、この条件下では鳥類の捕食行為ではないだろうと思える。結局、羽化できたのは1%以下と言うような数に違いない。乱舞を期待していたのだが…。


今日のトンボ「ムギワラトンボ」

2014-06-02 | 小父のお隣さん

Photo_5  理由は判らないが、この時期、8時台に水辺の巡回をしていると、飛び出してくるトンボはシオカラトンボの♀ばかりなのである。

 周囲には♂の飛翔があるのに、羽化したての♂を見た事が無い。羽化の時間的な差があるかどうか存じていないけれど、小生にとっては不思議で解せない事の一つである。

 まあ、オスが先に羽化し縄張りを確保してメスを待つ、のはセオリーに適っているように思えるが、実際はどうなのか知る由もない。