トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

数輪しか無き寒さかな

2017-02-01 | 感じるままの回り道
 各地、早咲きの梅便りは終わり寒桜に話題が移っていくような今日この頃であるが、フイールド谷地の梅が開花し始めた。ヤナギの木立内にあるから葉がある頃は直射光を遮られ、落葉期には太陽高度が下がるから山の端で遮られ、ほとんど日光を浴びれない環境にある。

 木立内を歩けば梅園だったと思われる腐食した根株があるけれど、放任されヤナギに覆われるようになってから衰退していったのであろう。それでも林縁には3本ほど残り開花し、環境を思えば大きな果実を幾つか実らせる。黄色く色づき落下した頃に尋ね果実を齧るのがささやかな楽しみになっている。

 水見回りの途中で開花に気付き撮影した。この場所より日当りも良く刈り払いを続けている入り口の梅園は開花していない。品種の違いによるものと思われる。枯死した樹に代わり幼樹を数本定植してあるが、やはり生育は遅い。昨季は花を見せたが結実はしなかった。十分な果実を採れる日は来るのだろうか。