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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ジージだってヒーローになりたい…

2017-02-15 | 何よりの楽しみ
 「赤い顔してじぇじぇー吐いて…」と世間は騒々しい。こんな風にはなりたくないと思いつつ、なれる訳でもないのであるが、自分の事ながら20代から「ジージ」と呼ばれていた小生には名前など無かった。それから幾星霜、自他と共に完全無欠「ジージ」間違いなしに成長したのだが心残りは「ヒーロー」であった事は自慢じゃないけど一度たりとも無かった事である。

 その心的外傷を癒すべく「ヒーロー」になれる近道を考えると世間の何たるかを知らないおチビちゃんに取り入れば解決するだろう。まさしく「怪傑ジージ」と羨望の眼差しで見つめられるに違いない。それには好物の「アンパンマン」や「機関車トーマス」を出汁にすればよいと「ジジジ」ならぬ「ビビビ」と来たのである。ここで「ひひひ…」なんてほくそ笑めば、ヒヒ爺になりかねない瀬戸際だった。

 そこまでは容易だったがヒーローへの道は険しい。とりあえず手芸店をまわってトーマスとアンパンマンの生地を入手した。書店に立ち寄りバッグやカバー類などの教本を探ったがしっくりとしない。あまりにもフツー過ぎ、ママさんレベルではヒーローになれぬ。三日三晩72時間思案して生み出した結論は「下駄の鼻緒」だった。もう「驚鬼腿の嬉最初の喜」である。

 決まれば早い、築地の後釜の様に不祥事連発なんて事にはならぬよう小金持ちの小生は談合やら癒着なんて生じさせぬオーダーというお洒落な決め方で一件落着させたのである。
 それは「ん、我ながら可愛い」。しかし私の手は入っていない・・・やはりお決まりの泣ける結果だった。とは言うものの一点ものだから、そこを拾ってもらいたい…。

  サイズ16cm、アンパンマン       サイズ18cm、機関車トーマス 
 キャラクター商品の溢れているシューズ類の中で、あえて下駄にしたのは「鼻緒の効用」これに尽きる。下駄や草履の健康や成長に寄与する良さを振り返ってもらわなくとも構わないが、機会は与えたい。