トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

調和水槽には不安が…

2017-02-24 | 水辺環境の保全
 池のウオータークリーナーの寿命が来た。騒音が激しくなって昼間はともかく夜間運転は出来ず交換する事にした。今までのウオータークリーナーは錦鯉飼育のためだったから、それなりに濾過能力の大きいタイプで更新していたが、既に二枚貝やドジョウだけにした池ではサイズダウンで十分である。本心は調和水槽で維持したいのだけれど、二枚貝の酸素要求度は高く採餌の形態から水流が有った方が好ましいと資料を拾い読みして結論を出した。

 市内のホームセンターや金魚店をまわったけれど扱いはどこもやってなくネットで注文するしかなかった。考えるまでもなく敷地内に池など設えるのはレアな趣味になってしまった。店頭に商品を置いても売れるものでもないだろうから取扱いしなくなるのはご時世と言うものか。
 緑藻類が水質汚染の原因になるものの昨季はアオミドロが長く連なって繁殖し、茶水になっていたのは珪藻類と思っているものの、フイルターの清掃が必要な事は無かった。錦鯉の飼育とは水質の状態は大きく異なるからクリーナーの濾過能力を3割ほどダウンさせた機種選定をした。

 澄んだ池内を見回しても生物の確認は出来ない。古いウオータークリーナを引き上げフイルター部を取り除いたらマドジョウとホトケドジョウが出てきた。モエビやメダカもいるはずなのだが一匹たりとも視認できなかった。これはフイールドの泥水池でもそうだから生存しているだろうと思っている。
 二枚貝は体の一部を水底でのぞかせているが、取りだして生存確認はしなかった。もう少し水温が上がり藻の増殖が始まる頃まで我慢である。共生?環境を作りだす相手方タナゴも姿が見えない。池の中でガサガサをする事もないから、これも我慢我慢である。